姫路城に行かなくても楽しめる?!私的「歴博の姫路城」紹介。


この記事を書くにあたって、きっかけとなったのは特徴的な建物だった。美術館の建物のこだわりが詰まっているのは、展示を目的とする場所=美術を内側から表現するだけでなく、建物全体で美術を表現することこそ美術であると考えやすい。しかし、博物館にも美術的要素があることが興味深く、心惹かれた。そこで、兵庫県の「歴博」と呼ばれている博物館の魅力は何なのか、美術的視点から見学してみた。

国宝でもあり、世界文化遺産にも登録されている姫路城。いつか行きたいなと思いつつ、実は私、まだ姫路城にいったことがない。そんな私が兵庫県立歴史博物館に訪れてみたら、「あれ、姫路城に行かなくてもいいんじゃない?!」って思ってしまったほど、歴博には姫路城がそこかしこに。私が感じた「歴博で楽しめる姫路城」をご紹介します。

【ポイント01:ガラスに写った姫路城が拝める】

歴博は姫路城から徒歩10分程。建物は「博物館」だけど美術的要素が含まれていると感じる特徴的な外観。撮影日は雲一つない快晴で、ガラス窓で反射された姫路城が美しい✧˖°

【ポイント02:狭間から打たれる?!】

館内入って天井には、狭間をイメージした換気口と石垣をイメージしたデザインの壁など、城モチーフをふんだんに表した細工が!あの奥に敵が?!と妄想しながら通れる、歴史好きには、たまらない演出。

【ポイント03:鳥になって姫路城上空を飛んだ気分を】

館内入ってすぐのところには、巨大な姫路城の模型が!来館された皆さんをお出迎え。すぐそばのエスカレーターで上る間、瓦屋根や模型裏側の作りがチラ見え。姫路城の屋根なんて見られるのは鳥くらいかと思ってたけど、模型で楽しめるなんて!

【ポイント03:姫路城版シンデレラ城!?乙女ゴコロくすぐるガラス製の姫路城】

瓦屋根が青色で再現されたガラス製の姫路城模型もあります。パーツ1つ1つ緻密に作られていて、それ自体も見応えありだけど、壁全体の色と相まって、まるで日本版「シンデレラ城」みたいでロマンティック♡

【ポイント04:姫路城を真っ二つに】

最後はこれ、姫路城大天守東大柱。いやいや、2階を突き抜けているやん!と突っ込みたくなるインパクト抜群の展示。太くて真っ直ぐな木は迫力満点◎姫路城を縦に真っ二つ割った解剖模型図も、ほんとに精巧。小さい頃、こんなシルバニアファミリーあったら楽しかっただろうなあ。

おわりに・・・

当初歴博を訪れた時には、「記事なんて私に書けるのか??」と不安しかなかったが、友達と語りながら館内を回るうちに、推しポイントがどんどん出てくる結果となった。

姫路城で味わうことのできない魅力がたっぷりの歴博・・・くせになりそう♡