食虫植物を観察にいきました 【自然科学部】

2019年6月9日(日) 食虫植物を観察するためにたつの市内の湿地にいきました。

日本国内では、食虫植物の多産する地域には、福島・群馬県(尾瀬ヶ原:特別天然記念物)、千葉県(成東・東金食虫植物群落:国指定天然記念物)、愛知県(葦毛湿原:県指定天然記念物)が有名です。

その次が兵庫県播磨地方ではないかと思います。食虫植物は、昆虫などを捕食することで、湿地などの貧栄養な環境に適応進化した植物です。兵庫県は、全国で最多数のため池があり、ため池の水中にはタヌキモの仲間が、周辺部の湿地にはモウセンゴケやミミカキグサの仲間が生育しています。

今回は、ため池周辺の湿地でモウセンゴケの仲間を観察しました。モウセンゴケは開花が始まったばかりでした。トウカイコモウセンゴケは、まだ花茎が成長途中でした。イシモチソウは開花が終わり結実していました。

同じ場所にはミミカキグサの仲間も生育していますが、一年草のため、季節的にまだ植物体が小さく確認できませんでした。サギソウの咲く夏には、三種類のミミカキグサが確認できるはずです。

ため池周辺の植物は、ため池の埋め立てなどにより減少が著しく、絶滅危惧種に指定されているものも少なくありません。播磨地方の貴重な植物群落がいつまでも残されることを願ってやみません。

モウセンゴケ 群生する様子が緋毛氈に似ている

モウセンゴケ 群生する様子が緋毛氈に似ている

1自然科学部体験館トウカイコモウセンゴケ

トウカイコモウセンゴケ 葉はロゼット状になる

1自然科学部体験館イシモチソウ

イシモチソウ 7月~3月まで、球根で長い休眠をします