「西高 校長室の窓から № 052(2017.1.12)」
1月11日、1、2年生は課題考査が実施され、新春気分を吹き飛ばすかのように平常授業に戻りました。3年生は今週末に迫るセンター試験に向けて、ラストスパートの授業に真剣な眼差しを送っていました。
放課後には、センター試験直前集会が開催され、なんと225名ものセンター試験受験者が、様々な諸注意や進路指導部や学年の先生方からの激励のことばを、それぞれの胸に刻んでいました。私も会の冒頭で、私自身のこれまでの受験経験を少しだけ話したあと、「やるだけやったら、あとは開き直りも大切。受験を楽しむ心の余裕も必要」だとメッセージを送りました。そして、私の鉄板ネタ「あおいくま」でエールを送りました。話し終えると、なぜか拍手が起こり、3年生を励ます私の方が逆に元気をもらいました。そんな優しい38回生の皆さんに、感謝するとともに、3年生38回生の夢の実現を全身全霊で応援します。「ガンバレ!38回生!」
昨年12月下旬から、西高の姉妹校、南豪州マウント・ガンビア高校からの15名の短期留学生と引率の先生2名が、ホストファミリーでの異文化交流を楽しんでいます。年末年始は岡山や広島で伝統の日本文化に触れ、始業式には西高に戻ってきました。
西高の学校評議員でもある宝塚市議会議長の計らいで、市庁舎並びに市議会議場見学を許可してもらいました。留学生たちは議員席に座り、市議会議長の話に耳を傾けていました。私も入ったことのない議場、ここで市政について様々な議論が繰り広げられているのですね。大人げなく市長席に座ってみようかと思いましたが・・・断念しました。その後、市議会議長室に案内していただき、しばし懇談を楽しみました。最後に、留学生の一人が議場の質問席で、りゅうちょうな日本語でお礼のスピーチを披露してくれました。
市庁舎訪問のあとは、消防署見学をさせていただきました。豪州の留学生にとっては、なかなできない貴重な経験になったことと思います。日豪の民間親善大使としての重要な役割を果たしてくれました。お世話になりました市役所、消防署の関係者の皆様に御礼を申し上げます。将来は、彼らが両国の架け橋となってくれることを期待しています。
校長 八木 基雄