点描-実り多き学習合宿-

「西高 校長室の窓から № 027 (2016.4.25)」

ゴールデンウイークも目前に迫り、何かと慌ただしい今日この頃。第40回生の学習合宿の全日程が成功裏に終わり、日常の生活が再び戻ってきました。この学習合宿は、合宿訓練を通じて集団行動や協同生活での規律・けじめを身に付けるとともに、主体的に学習に取り組み、自学自習する態度を養うことが目的でした。40回生の皆さんが欠席もなく、全員がこの目的を達成してくれたことに心より敬意を表します。

閉校式で、私は皆さんの成果を80点と評価しました。39回生の皆さんと同じ評価です。残りの20点は今後の学校生活で一人一人が自分のペースで高めてほしいと思います。決して80点を下回るようなことがないよう、自覚をお願いします。

合宿中、大きな声であいさつを返してくれる40回生が大人数になりました。そして、一生懸命練習した校歌も大きな声で歌えるようになりました。皆さんの母校となる校歌です。大切に歌い継いでください。最後に40回生全員で、西高プライド、西高ブランドを胸に、声高らかに歌った校歌が体育館いっぱいに響き渡ったときには感動しました。

そして私はもうひとつ皆さんにお願いしたことがあります。それは「置かれた場所で咲きなさい」という名言です。このことについて少しお話をしておきます。

これは、東京のノートルダム清心学園の理事長をされている渡辺和子氏の「置かれた場所で咲きなさい」という本のタイトルで、2012年のベストセラーでした。英語でいうと、  “ Bloom where God has planted you.”です。直訳をすると「神様があなたを植えたところで咲きなさい」ということでしょうか。 渡辺先生は著書の中で、次のようにアドバイスしてくれています。

「時間の使い方は、そのまま、いのちの使い方なのですよ。置かれたところで咲いてください。」と著者は言います。長い人生の中で「こんなはずじゃなかった」と思うことが次から次へと出てきます。そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力の大切さを訴えています。どうしても咲けない時もあります。雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時には無理に咲かなくてもいい。その代わりに、根を下へ下へと下ろして、根を張るのです。次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。

現実が変わらないなら、悩みに対する心の持ちようで変えてみる。いい出会いにするためには、自分が苦労して出会いを育てなければならない。心にポッカリと空いた穴からこれまで見えなかったものが見えてくる。希望には叶わないときもあるが、大切なのは希望を持ち続けること。信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておくこと。「ていねいに生きる」とは、自分に与えられた試練に感謝することです。

入学したばかりの40回生の皆さんには少し難しいかもしれません。皆さんには西高というすばらしい場所が与えられています。日々の生活で多少意に沿わなくても、この西高という場所で「咲く」努力をしてください。一人一人の「花を咲かせる」という努力が西高という大輪の花になります。3年後、卒業する時には、40回生の皆さんが、個性豊かな大輪の花を咲かせて、大空へ巣立つのを楽しみにしています。

最後になりましたが、西高のこの良き伝統の学習合宿を支えてくださっている鉢伏高原「かねいちや」の田中社長はじめスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。またこの学習合宿の趣旨にご賛同とご協力を賜り、ホームページで合宿の様子を毎日ご覧いただきました保護者の皆様にも感謝申し上げまして、学習合宿の点描とします。

校長 八木 基雄

 

 

 

 

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