目標を達成する秘訣とは・・・~平成28年度第1学期始業式式辞より

学校生活

「西高 校長室の窓から № 024 (2016.4.8)」

昨日の春の嵐から打って変わって小春日和になりました。ゆずり葉緑地の櫻が嵐に耐え、午後からの第40回入学式に花を添えてくれました。暑い夏や厳しい冬の寒さに負けず、しっかりと栄養やエネルギーを蓄えた櫻の生命力の凄さに感心します。

そんな佳き日、38回生、39回生が久しぶりに西高キャンパスに舞い戻り、早朝から賑やかな歓声が校長室の窓から聞こえてきました。いよいよ平成28年度の始動、躍動です!いつものように素晴らしい西高生に次のメッセージを送りました。

始業式の式辞から

昨年に引き続き皆さんに再び出会い、ここ西高で、皆さんが生き生きと楽しく明るく、青春を謳歌する姿を見ることのできる幸せを感じています。今年は、昭和51年に地域住民の熱い期待に応えて西高が誕生してから40年の節目の年。皆さんとともそんな節目に巡り会えた幸運にも感謝したいと思います。

38回生の皆さん、いよいよ高校生活最終年です。グアム島への修学旅行に同行し、皆さんの溌剌としたパワーや仲間を思う優しさ、温かさを、私は全身で感じました。「西高生」と呼称される日々も限られてきました。どうか皆さんの母校となる西高を様々な場面で牽引するとともに、自らの進路は自らで切り拓く気概をもって臨んでほしいと思います。

また今年18歳になる皆さんには、選挙権が与えられ、政治に参画することができるようになります。どうか、新聞や本を読み、様々な情報から取捨選択しながら、適切な政治的教養を身につけてほしいと思います。

奇しくも私は、本校創立40周年の節目の年を祝い、皆さんの新たな社会への旅立ちを見送ることで、私の兵庫県での37年間の英語教員としての生活に終止符を打つことになります。それゆえ、全身全霊で皆さんが大きく成長することを応援します。お互いに思い出に残る1年にしたいと思います。

39回生の皆さん、いよいよ中堅学年です。38回生から伝統のバトンや襷を継承し、部活動でも生徒会活動でも、西高の中枢として活躍してもらわなければなりません。幼かった皆さんと学習合宿に同行して、早いもので1年が経過しました。宿泊施設の体育館で、一心不乱に長時間学習に没頭する皆さんの姿がとても印象的でした。西高生への登竜門である学習合宿を経て1年、皆さんは真の意味での立派な西高生へと成長しました。

覚えていますか?

皆さんの学習合宿の点数は80点と評価したことを。あとは満点になるまで、一人一人がたゆまぬ努力をしてくださいとお願いしたことを。今度廊下で誰かに出会ったときに、今の点数を聞いてみたいと思います。

さて、私の好きな某ビール会社の大人を旅する不思議なエレベーター「大人エレベーター」というコマーシャルがあります。俳優の妻夫木  聡が、年齢に見立てたエレベーターのボタンを押すと、毎回その年齢に相当するゲストが登場して、対談するという設定です。

昨年放映された40階のゲスト、広島東洋カープの黒田博樹投手との対談で、なるほどと思うコメントがありました。妻夫木 聡の「目標を達成する秘訣とは」という質問に、黒田投手は「言い方は悪いですが、設定を少し低くすることです」と応えています。

黒田投手の言う「設定を低くする」というのは、決して「妥協する」ということではなく、あくまでも「目標や志は高く強く抱きながら、一気に達成しようと意気込むのではなく、その目標や志に少しずつ近づくことが大切だ」という意味だと私は解釈しています。

平成28年度始業式にあたり、皆さんに再び「目標や志はあくまでも高く、強く抱け」そしてその目標や志を達成するために、自分に恥じない努力をしてほしいと祈念して、始業式の式辞とします。

校長 八木 基雄

 

 

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