On the BEST!~ベストな状況を準備しよう!

「西高 校長室の窓から №023(2016.3.28)」

校門前の桜並木の蕾が今か今かと開花のタイミングを計っているようです。先日、西高第40回生277名の合格者招集を無事に終えました。希望と不安に胸を膨らませている40回生の皆さんの入学をを、教職員一同、心待ちにしています。

西高生は春休みまっただ中。早朝からテニス部の心地よいストロークの響きが校長室の窓から聞こえてきます。野球専用グラウンドでは、夏の甲子園に向けて、野球部が気合いを入れています。万物全てが生き生きと活動する春。グラウンドで体育館の至る所で、西高生が思いっきり青春を謳歌しています。

先日の終業式で私は西高生に次のようなメッセージを送りました。

本日、無事に平成27年度の終業式を終えることができるのも、ひとえに西高生の皆さんの真摯な努力のおかげです。ありがとうございました。また、私が西高に着任して1年、皆さんが青春の1ページを飾るのを微力ながら支援できたことを嬉しく思います。

4月の始業式で「置かれた場所で咲きなさい」というメッセージを皆さんに送りましたが、皆さんは、西高というキャンバスで思う存分個性豊かな絵を描くことができましたか。先日、第37回生の皆さんが大輪の花を咲かせて卒業していったように、38回生、39回生の皆さんも先輩の大きな背中を追って大きく成長してほしいと思います。

明日、第88回選抜高等学校野球大会に21世紀枠で初出場する県立長田高等学校の野球部は、現在、須磨のホテルに宿泊しながら、学校に通い、他の生徒と同じように学校行事に参加し、練習を学校で行い、また夜には宿舎に帰るという、ごく普通の生活をしています。彼らには、様々なメディアやOB諸氏からのプレッシャーがかなりかかっていると思います。そんな長田高校の野球部員を前に、選抜旗授与式で、私はこんな話をしました。

元プロ野球選手の赤星 広氏は、「どうすればプレッシャーに勝てるか」という質問に「勇気を持つこと」と応えています。

「勇気を持つには」という質問には「十分な準備をして臨むこと」と断言しています。

皆さんは、新聞はじめテレビなどのメディアで騒がれ、先輩諸氏や同窓生の皆さんからのプレッシャーは如何ばかりなものかと懸念しています。しかし、決して忘れてはいけないのは、甲子園の舞台は皆さんが主役であるということです。皆さんの自ら考え「文武両道」を実践するスタイルを忘れては長田ではなくなります。

英語で“On the Best”というフレーズがあります。これは「ベストな状況をちゃんと準備しよう」という意味で使われます。グラウンドだけではなく、練習や試合までのプロセスや準備を大事にし、全員でベストな状況をつくって、思う存分甲子園で長田旋風を巻き起こしてほしいと期待しています。

西高生の皆さんも、ここゆずり葉の大地に気高く聳える西高では、皆さんが主役です。来年度、皆さんの新たなステージに向けて、皆さんの“On the Best”を期待して、終業式の式辞とします。

この翌日、県立長田高等学校野球部は長崎の海星高等学校と対戦し、残念ながら1点差で惜敗しました。3塁側スタンドにぎっしり詰まった応援団の声援が、まるで長田の背中を押すかのように、聖地甲子園を大いに沸かせました。高校球児を一回りも二回りも大きく成長させる聖地甲子園の凄さをあらためて感じた瞬間でした。

校長 八木 基雄

 

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