「新たな学期、プレーボール!」-煌めく西高生の皆さんへ捧ぐ

学校生活

「西高 校長室の窓から №014(2015.9.2)」

西高キャンパスに西高生の再び歓声がもどってきました。いよいよ「新たな学期、プレーボール!」です。

昨日の豪雨のせいか、今朝は少し蒸し暑いですが、ここゆずり葉の大地には秋の気配が漂っています。この夏、待望の空調設備が完成し、本日は試運転を兼ねて全クラスのエアコンが稼働しています。先ほど、3年生の教室を覗いてみると、快適な学習環境のなか、真剣な眼差しで授業に集中している西高生がいました。

昨日の始業式で私は西高生に次のようなメッセージを送りました。

地球温暖化や様々な自然環境の変化のせいなのでしょうか、殊の外暑かった今年の夏もようやく終わりを告げようとしています。この夏、ゲリラ豪雨や強い勢力を保ったまま上陸した台風が、人間の力ではどうにもコントロールできない災害を日本各地にもたらしました。そして、今日は関東大震災の教訓を忘れず後世へ伝えるために設けられた「防災の日」です。また、今年は阪神淡路大震災から20年、今なお復旧・復興の途上にある東日本大震災から4年の歳月が流れ、これらの教訓を次代に伝えて繋げる役割が皆さんに課せられているのだと、1学期の防災訓練の時に話しました。

また遡れば、4月、「置かれた場所で咲きなさい」と西高生にメッセージを送りました。個人の成長に差こそあれ、しっかりと西高に根を張り、それぞれが個性豊かな花を咲かせる努力を続けていますか?長いようで短かった夏休みが昨日で終わりました。私自身この夏休みにあれもこれもと計画を立ててはいましたが、残念ながら実行できたのはごくわずかでした。

私の経験からしても、西高生の皆さんが全く非の打ち所のない夏休みを過ごしてくれたと思ってはいません。多少計画が狂っても、実行できなくても、宿題が全て終わらなくても、それでいい。今日、このように西高生の皆さんとここで再会できたことに感謝しています。

私はこの夏、兵庫県下はもちろん全国の高校球児たちの筋書きのない感動の青春ドラマを数多く観戦してきました。“常笑野球”を掲げる西高野球部を破り、兵庫県下162校の頂点に立った滝川第二高等学校は、残念なから2回戦で準優勝した仙台育英高等学校に惜敗しました。そして全国4,000校の頂点に立ったのが東海大相模高等学校でした。

彼らの試合を観戦していると、様々なことがわかります。まず、上昇(常勝)するチームは基礎基本が例外なく徹底していることです。いくらチームの3番、4番バッターであっても、堅い絆で結ばれた仲間を進塁させるため、基本はバントで送ります。野球は一人でするのではないという精神が一球のバントに宿っているのです。そしてもうひとつ、上昇(常勝)するチームはきっちりとどこでもあいさつができるということです。ゲームの勝敗にかかわらず、いいチームは例外なくあいさつができます。

「凡事を極める」「凡事徹底」ということばがあります。これは、なんでもないような当たり前のことを徹底的に行うこと、または、当たり前のことをきわめて、他人の追随を許さないいことなどを意味します。何事も一時的、一過性の取組みなら誰でも実践できますが、それをやり続けるということになると、それなりの覚悟と努力が必要とされます。だからこそ、やり続けることができればそれは競争力の源泉となり、優位性を発揮するのだと思います。

将来に大きな夢を抱くのは大切です。しかし遠くばかりを見て足下を見る余裕がないのも困ります。どこかこの長丁場の2学期は「当たり前のことを当たり前に実践する」ことからもう一歩踏み込んで、「他の人には真似できないほど徹底して実践する」ことを心がけてほしいと願いつつ、平成27年度第2学期始業式の式辞とします。

西高生の皆さん、全員の前にチャンスは平等にあります。そのチャンスに気づく人が運をものにできるのです。日頃から小さなことにも細心の注意を払って誠実に対応していれば、チャンスに気づくことができます。

「凡事徹底」 教職員一同、煌めく西高生皆さんのさらなる成長を応援します。

校長 八木 基雄

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