日別アーカイブ: 2016年11月18日

ヒメツチハンミョウとウツギヒメハナバチ <校長ブログ264号>

昼食後、校長ブログのネタ探し??に校内を回っていると、生物の矢代先生が中庭をウロウロと…。 怪しかったわけではないですが(^^)声をかけると、ヒメツチハンミョウがいることを教えてくれました。
ヒメツチハンミョウについてインターネットで調べてみると、次のような記載がありました。
「その幼虫はアザミなどの花によじ登り、ハナバチのオスが蜜を吸いに来るのを待ち、蜜を吸いに来たところでハナバチの体から生えている毛にしがみつく。更にハナバチのオスとメスが出会うときに、この幼虫はオスからメスへと移動する、そしてハナバチが生まれてくる幼虫のえさとして用意した蜜の塊に卵を産み付けるときに、その卵の上に飛び移りまずはその卵を食べる。その1齢幼虫は卵を食べるのに適した形に外見が作られている。この1齢幼虫は卵の上から落ちてしまうと蜜に溺れて死んでしまう。そして卵を食べ終えるとこの幼虫は脱皮して2齢幼虫となる。これは1齢幼虫とは形が違い、蜜の上に浮いて蜜を食べるのにふさわしい形となっている。この幼虫は次々と自分の形を変えていく不思議な変態を繰り返す。そしてファープルはそれを過変態と呼んだ。」(「いきものがたり」というブログから引用)
いやいや、すごいというか恐ろしい昆虫ですね。そして、本校には、その犠牲?となるウツギヒメハナバチが生息しているそうです。このウツギヒメハナバチ、兵庫県の天然記念物に指定されています。毎年5月から6月にかけて地面すれすれのところを飛ぶらしく、そういえば校長室の前のところで、その頃、地面すれすれをたくさん飛んでいたことを思い出しました。
本校の生物部は、化学部、園芸部物理班同様、現在部員が少なくて困っています。ぜひ、昆虫に興味がある人は、矢代先生と一緒に生物部でこんな昆虫の生態を研究をするのも面白いですね。ぜひ、生物部に入部してください。
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<校舎の壁にいたヒメツチハンミョウの♂>
夢を叶える北高で目標に向かって全力で努力する北高生!応援します!!(校長 平松紳一)