第1 学期終業式式辞(平成30 年7月20 日 金曜日)

始業式から103 日目、1学期が本日で終了します。

6月18 日(月)には、震度6弱の大阪北部地震が起こり、近畿2府5県で死者、負傷者、被害者が出ました。また、7月に入ると4日から8日にかけて大雨が降り犠牲者や被害を受ける方が多大に出ました。大雨の直後からは連日の酷暑で、熱中症による犠牲者も出ています。これらの災害で、まず、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、負傷された方、被災された方々、今も不便な生活を強いられている方々に心よりお見舞い申し上げたいと思います。
「福祉のこころ」を育む多可高校では、ボランティア活動をたくさんしています。東北ボランティアにも行っており、防災教育推進校に今年度より参加しています。防災教育の根底の中には、他者への思いやりや慈悲の心を育てるということがあります。まさしく今こそ多可高校の福祉の心~思いやりの心、共生の心、自発の心~を発揮し、多可高校として何ができるのかを考えていくときなのかもしれません。

昨日、お手紙をいただきました。先日の野球部の試合の応援に行き、試合結果は残念だったけど、元気と勇気とやる気を与えてもらったというお礼の手紙でした。この方は、お店をやっていて、毎朝、その店の前を野球部の生徒たちが自転車で通り、朝、晩毎日挨拶をしてくれるということです。「おはようございます」「こんばんは」を元気よく挨拶してくることで、元気、勇気、やる気が出る、だから、そんな生徒たちの勇士を見たくて明石球場に行ったそうです。そして、そこでもやはり、元気、勇気、やる気をもらえたので、是非お礼を言いたくてということで手紙をくださったということです。通りすがりの挨拶をするのみの関係だけど、元気、勇気、やる気を与えるということもあるのだということを伝えてほしいということです。この手紙をいただいたとき、「幸せだ」と思いました。多可高校の生徒が他の人の力になっている、毎日の当たり前のことをしている中で、他の人に力を与えている、そしてその喜びを伝えてくれた。「福祉の心」が」育まれていることの実感です。やはり「幸せです」。ありがとうございました。これは皆さん一人一人にも自然に育まれている力なのだと思います。長い夏季休業でも、「福祉の心」を育んでほしいと思っています。

その夏季休業を迎えるにあたって、2つのことを言っておきます。
ひとつは、目的・目標を持った夏休みを過ごしてください、ということです。自分はこの夏休みに何をする、何を達成するという明確な目標を一つは持って、達成させてください。宿題をあせって最後にまとめてするとか、丸写しになってしまうとかは、何一つ目標が達成されていない状況です。振り返ったとき、この夏休みは「これをした」ということを持ってください。そのためにも、目的、目標を持って生活をしてください。

ふたつめは、何よりも健康な日々を過ごしてください、ということです。
命をまず大切にするということです。自らの命というものを大切に磨き、守る。自らの命を軽んじたり、他の人のことをいじめたりしては自分の魂、相手の魂が傷つきます。大事に育んでください。人間はまず、これが一番だと思います。その命をこの夏休みも大事に育み、健康な日々を過ごし、2学期に元気に出会うことを約束してください。次に幸せだと思えるのは、夏休みの明けた9月3日に、全員が元気に登校してこの場で集まってくれて、おはようございますの挨拶をしてくれる時です。安全、安心、健康が一番です。9月3日、全員で元気な挨拶をしましょう。

以上で終業式のことばといたします。