月別アーカイブ: 2019年1月

高等学校魅力・特色づくり活動発表会 ステージ発表

1月19日(土)に本校2年生介護保育類型の生徒が、あかし市民広場でステージ発表を行いました。

北はりま特別支援学校の生徒と合同で、交流及び共同学習の発表と、手話を交えた合唱を披露しました。

開会のあいさつでは、県のマスコットと並び、多可町キャラクターのたか坊とふう子も紹介されました。

発表直前には、リハーサルを行いした。会場も広く、発表の様子が大きなモニターに映し出されるので、緊張した様子でした。

いざ本番です

この日に向けて、両校の生徒が練習をしてきた成果があり、堂々と発表することができました。

発表後は、会場から大きな拍手があり、発表を見られた方からも、良い発表だったとお褒めの言葉を頂きました。

 

 

第9回フレンドシップコンサート、無事終了いたしました。

1月19日(土)に、多可町文化会館ベルディホールにて、第9回多可高フレンドシップコンサートを開催しました。

オープニングには、多可高校演劇部が出演し、最後には、多可高校と多可町内の中学校とで迫力ある合同演奏も行いました。(八千代中学校は、インフルエンザの校内流行に伴い、残念ながら出演を辞退されました。)

たくさんのご来場、誠にありがとうございました。

 

45年生 第1回手話レッスン

1月15日(火)に、1年生の特色選抜入学者は第1回手話レッスンを受講しました。

多可町福祉課のご協力のもと、今年度から始まったこの講義は第3回まで続きます。

生徒たちは自分の進路実現のために、積極的に知識を吸収しました。

 

耳が聞こえない人とのコミュニケーションは、手話だけでなく、様々な方法があることを知り、

口話においても、口の動きだけでなく身振りを加えるとより伝わりやすいといった

実践的な知識も身に付けることができました。

平成30年度東日本復興支援ボランティア

先日、12月9日より12月12日まで、宮城県宮城郡七ヶ浜町にボランティアに行ってきました。

参加したのは、生徒28名、教員3名の計31名でした。

 12月7日(金)の結団式では、校長先生からのお話と、引率教員の紹介、生徒代表の挨拶、しおりを見ながらの最終確認を行いました。

12月9日(日)は午前5時30分に学校に集合し、6時に大型バスで出発しました。

七ヶ浜町に到着したのは18時頃でした。2時間に一度の休憩を挟みながら、12時間の長旅になりました。

到着後は夕食、入浴を済ませ、各班でのボランティア活動の最終確認を行い、翌日にそなえました。

 

活動1日目、12月10日(月)は午前6時30分に起床、7時20分に朝食をとりました。その後バスに乗車して、各班の活動場所に向かいました。

A班は特別養護老人ホーム第二清楽苑でした。

B班は和光幼稚園。

C班は汐見台幼稚園と、午後から海の宮デイサービスセンターでの活動でした。

どの班も、職員の方々の協力もあり、自分たちで考えてきたレクリエーションを利用者の方々と共に楽しみました。どの施設でも非常に喜んでもらえたと、生徒たちも満足そうにしていました。

16時にボランティアが終了し、再びバスで宿舎へ帰りました。

 

活動2日目、12月11日(火)も、10日と同じように朝食を済ませた後、バスで各施設へ向かいました。

A班は和光幼稚園でした。11日ということもあり、避難訓練が行われ、高台に一緒に避難しました。

B班は汐見台幼稚園と、午後から海の宮デイサービスセンター、

C班は第二清楽苑での活動でした。

たくさんのレクリエーションを行い、非常に感謝していただくことができました。

16時に活動を終了した後は、バスで仙台駅へ向かい、各自で夕食をとりました。

20時に、仙台駅を出発しました。

12月12日(水)の午前7時30分、

往路と同じく、約12時間かけて、多可高校へと帰ってきました。

生徒たちの顔には、2日間のボランティア活動と長いバス移動からか、疲れが見てとれましたが、どこか充実した表情をしていたように思います。

今回のボランティアもまた、生徒たちにとって非常に良い経験となったと考えております。

 

 

第3学期始業式式辞(平成31年1月8日 火曜日)

明けましておめでとうございます。新しい年を迎え、皆さん心新たに新年を迎えたことと思います。この場に元気に皆さんが集まり、新年の挨拶ができることを嬉しく思います。目的目標を持った生活はできましたか。そして、何かお手伝いはできましたか。3学期は次の学年、ステージへ向けた準備の学期となります。本気で、その気になって、根気強く、目標目的へ向かっていきましょう。

2019年は5月から新しい元号ともなり、時代が一つ進むようになります。平成という時代は4月で終わります。そして皆さんは、一つ新しい時代をまたぎます。3年生は20、21世紀生まれ、1、2年生は21世紀生まれです。3年生は世紀をまたいでいる学年ですね。

さて、3学期が始まりますが、3学期は1年のまとめの学期でもあり、次の学年、ステージへの準備の学期でもあります。皆さんは、この3学期で、進級、卒業という自分自身の一つの区切りをしなければなりません。2学期の最初に、1年生へ「多可高校生としての自覚の確立」、2年生には「多可高校生としての屋台骨」を、3年生には「進路実現への邁進」をお願いしていました。この3学期はそれぞれ、そのまとめをしつつ、次への準備、つまり1年生は「学校の屋台骨」、2年生は「自らの進路実現」への準備をしていく学期となります。「多可高校生になろうとすること」も、屋台骨になろうとすること」も、「進路実現を叶えようとすること」も、すべて自分の夢を、好きなことを見つけて、叶えようと努力をすることです。

皆さんには、本気で、好きなことをさがして、できることを増やして、自分の夢を叶える努力を続けてほしいです。好きなことを見つけてほしいと思います。新年に当たって皆さんが気持ち新たにするとき、自分自身が続けることができる、好きなもの、好きなことは何か、皆さんの思いの中にそっと入れておいてください。

この平成31年1月1日から多可町で、新しい条例が施行されています。「1日ひとほめ条例」という条例で、「1日に1回は誰かを褒めよう、または感謝しよう」というものです。SNSなどで、匿名で他の誰かを批判する風潮を問題視してできた条例であるということです。褒めることは、相手を認めて、思いやりの心が必要となります。いわゆる多可高校の「福祉のこころ」だと思います。多可高校では高校生議会を多可町議会と共同で実施しています。この条例も、多可高校が高校生議会で提案してきたことのひとつのものであるのかもしれません。福祉のこころを育む多可高校の実践ではないかと私は思いました。どうか、皆さんも1日に1回は、誰かを褒めてください。これも普段やっている多可高校の福祉の心を育む実践です。

3学期も、どうぞかけがえのない命を大事に、安全安心無事に元気で過ごしてください。3年生の皆さん、美しい卒業を見せてください。1,2年生は美しく進級してください。多可高校のみんなが元気で、生き生きとした3学期を過ごすことを祈って式辞といたします。

 

三学期始業式

1月8日(火)、三学期始業式が行われました。

冬季休業が明け、久しぶりに元気な姿を見ることができました。

 

校長講話

多可町議会で今年1月1日から施行された「一日ひと褒め条例」の紹介がありました。

周りの人の良いところを見つけ、言葉で伝えあおうという取り組みです。

この一年、学校でも意識して過ごしてほしいと思います。

 

始業式の後は、東北ボランティアに参加した生徒から報告がありました。

 

報告の後は、服装頭髪検査が行われました。

明日は、1、2年生は課題考査です。

新学期、また気持ちを新たに頑張りましょう。

 

第2学期終業式式辞(平成30 年12 月21 日 金曜日)

おはようございます。本日で第2学期も終業です。今も多くの表彰をさせていただき、皆さんの頑
張りが伝わってきて嬉しく思います。皆さんは、2学期の最初にお願いした言葉を実現させる努力をしてくれましたか。1年生は、多可高校生としての自覚がある行動のとれる「高校生」となること。2年生は学校の屋台骨となること。3年生は自分の自己実現に突き進むこと。それぞれに自己評価をしてみてください。その中で、いつも本気になってくださいとお願いをしてきました。そして、本気のじゃんけんもしました。おそらく、何もないのに、ただじゃんけんだけをするのは、バカバカしさとか恥ずかしさとかがあって、本気にはなりにくいと思います。でも、それを、本気になってするのだということに意味が出てきます。皆さんが意味をつくります。意味をつくるのは自分自身です。どんなときでも、何事にも本気で立ち向かえるようになってください。全校集会で昔話の「ウサギとカメ」の話をしましたが、昔話を読むときにも、本気なのは誰かということを考えて読んだりします。「うさぎとカメ」なら、明らかにカメが本気です。目的・目標に向かって一直線です。昔話は、原典を読むと、結構びっくりすることがあります。皆さん、シンデレラの靴のサイズって何センチですか?白雪姫って何歳だか知っていますか?「竹取物語」というかぐや姫の話で、月に帰って行く「かぐや姫」は、なぜ地球に来たのでしょうか?

「浦島太郎」の話の中で、本気なのは誰でしょうか。私は「乙姫さん」だと思っています。原文で
は、浦島太郎が亀を釣り上げ、「この恩をずっと忘れるな」と亀に言って、海に帰します。するとある日漁をしていた浦島太郎のところに、女性がやってきて「竜宮城へ連れて行きます」と言って、浦島太郎を竜宮城へ連れて行きます。そこで乙姫さん結婚し、楽しい日々を過ごします。そして浦島太郎が「一度、家に帰ります」というので、乙姫さんは、「じゃあ、これをお土産に」と言って、「絶対開けてはだめですよ」と注意をしたうえで玉手箱を渡します。海辺に戻った浦島太郎は周囲の様子がおかしいことに気づき、そこにいる人に聞くと、何年も経っていることがわかります。途方に暮れた浦島太郎はもらった玉手箱を開けると白い煙がもくもくと出てきて、あっといまにおじいさんになります。原文では助けた亀が乙姫さんです。最後に浦島太郎は鶴となって飛んでいき、神様となります。

乙姫さんは、浦島太郎が言ったことを、本気でやり遂げようとしています。「私の恩をずっと忘れるな」と浦島太郎に言われて、本気で恩返しをします。竜宮城へ連れてきて、楽しい日々を過ごさせて、帰るときは年月を煙にして詰め込んだ玉手箱を渡します。乙姫さんは、玉手箱を浦島太郎が開けてしまうことは予測していたでしょう。玉手箱からは3筋の紫の煙がたなびき、浦島太郎は鶴になり、神様になるのですが、鶴と亀がともに神となり一緒になります。乙姫さんは最後まで本気で浦島太郎のことを考えてると思います。昔話には様々な読み方があり、こじつけかと問われれば、それはわかりません。私は、本気ということを考えて読んでいます。皆さんは、常に本気であってほしいと願います。本気で好きなことを探して、本気でその気になって取り組んで、本気で根気を持ってやり続けてほしい、と思っています。本気であるということは、相手を信じたり、気遣ったり、面倒なことにこそ取り組んでいかなくてはならないことがあります。この2学期はどうだったですか。新しい年を迎えます。どうぞ、本気で迎えてほしいと思います。

冬期休業中のお願いは、夏期休業と同じく、命をまず大事に、安全、安心な日々を過ごすこと、目的・目標もった生活をすることです。そして、もう一つ、必ず手伝いをしてください。短い休みですが、年をまたぎます。次の始業式ではまた元気な挨拶をしてもらいたいと思っています。今年を振り返り、そして2019年をいい年にできますよう、いい冬休みにしてください。以上で式辞とします。

東日本大震災復興支援ボランティア挨拶(平成30 年12 月7日 金曜日)

平成23 年3月11 日の震災発生以来、7 年以上が経ちます。皆さんは復興と復旧の違いはわかりま
すか。復旧は元の状態に戻すこと、復興は元の状態からさらにいい状態にしていくことです。そのお手伝いに皆さんは宮城県に行きます。ボランティアはすべてを自分たちでまかない、お手伝いをさせていただくということです。時間もお金もすべて自分たちでまかないます。そして、お手伝いをさせていただきます。先日、行方不明になった男の子を見つけ出した78 歳のボランティアの方が有名になりましたが、あの方もすべて自費で、自分でまかないをしてボランティアをしているわけです。チャリティーは交通費をいただきます。ですから、ボランティアは相手方のところに無理に押しかけて、活動をさせていただいているということです。活動をさせていただいているということを忘れないでください。募金活動も同じです。ボランティアもさまざまなかたちがあり、最初の頃はまさしく土砂やがれきを掻き出したりすることも多くありました。皆さんは交流がメインになると聞いています。ボランティアで大事なことに、継続があります。1 回だけで終わるのではなく、つながりを大事にして、次へつなげていくということです。どうぞ、何が自分にできるのかということをしっかり見つめてきてください。安心安全に行って帰ってくることが一番です。私自身も何回かボランティアに行かせていただき、宮城の方とお話をしていて、おっしゃられることがあります。「皆さんは、ここから帰って家に着いたとき、必ず『ただいま』と言ってくださいね。私たちは、『行ってきます』の声は聞いたんですが、まだ『ただいま』を聞いていません。お家の方にとって、皆さんの『ただいま』は何よりの喜びであるんです」。どうぞ、いいボランティア活動をさせていただき、安全安心に行って、無事に元気な『ただいま』の声を聞かせてください。行ってらっしゃい。

タイ王国国際交流フェアウェルパーティー挨拶(平成30 年11 月17 日 土曜日)

本日この場に参加いただいた皆様、ありがとうございます。この場に来ていただいた岸原教育長、校長先生、国際交流委員の皆様、そしてタイ教育省ユパさんをはじめとする引率の皆さん、トウィさん、マンさん、トンティンさん、モックさん、ヌックウィーさんありがとうございます。そしてホストファミリーの皆さんありがとうございます。
今日の皆様の思いはどうのようなものでしょうか。私自身も、11 月9 日からご一緒させていただき、まさしく家族が増えた感じがして、今日のこの場は寂しさを伴っています。

ホストファミリーとの時間は互いの国の文化の伝えあいではなかったでしょうか。文化の違いに戸惑いもあったかもしれませんが、そういうものを超えた互いの愛情が通い合ったのではないでしょうか。今はひょっとしたら、新たに加わった息子や娘、親戚を送り出す気持ちになっているのではないでしょうか。今、この場に皆が安全・無事にそろい、笑顔を見ることができたことがこの事業の成功をうかがえるものです。本当にありがとうございました。このあとの時間、さらにこの先、タイと日本の両国が友好な関係を続けられますよう、十分に互いの別れを惜しんでください。そして、この先のつながりをまた築いておいてください。

ユパさんはじめ、この企画をいただいたタイの教育省をはじめとする皆さまに改めて感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。国際交流委員会の皆様ありがとうございました。

これからもこの交流がさらなるよきものとなっていくことを祈念いたしましてご挨拶といたします。