ひょうご歴史文化フォーラム「逃げの小五郎 出石へ奔る」

11月21日(土)、三連休の初日に、豊岡市にある出石永楽館で、ひょうご歴史文化フォーラムを開催しました。「逃げの小五郎 出石へ奔(はし)る」というタイトルで、幕末の志士・桂小五郎が一時期出石に潜伏していたという史実をテーマにしたものです。

05 会場

午後からの開会に向けて、出演者一同で打合せやリハーサルを行います。

01 打合せ 04 リハーサル3

いよいよ受付が始まり、お客さんが会場に入ってきます。

08 客席

最初のプログラムは、京都東山にある幕末維新ミュージアム霊山歴史館の木村幸比古副館長による講演「禁門の変と桂小五郎」です。 さすがの博識で、桂小五郎と出石のまちを結びつけてしまいます。

09 木村副館長

続いての演目は旭堂南海さんによる講談「桂小五郎の出石潜伏」ですが、なんとここで永楽館ならではの演出が。 舞台下で人力で動かす回り舞台が半周すると、屏風の裏から高座が現れました。

10 回り舞台

芝居小屋の雰囲気に乗じて、南海さんはお客さんの心をググッと講談の世界へ引き寄せ、小五郎・幾松の活躍を語り、納得させます。 ただしご本人の弁では、あくまでも「嘘7割」だそうです。

12 旭堂南海

前半が終わると定式幕をひいて中入りに。ロビーでは霊山歴史館所蔵の「小五郎の印籠と幾松のかんざし」や城崎温泉つたや旅館に伝わる「木戸家からの書簡」などを展示していて、熱心に観覧していただきました。

14 資料展示15 資料展示

後半は四人のパネラーによるフォーラム「幕末の志士・桂小五郎の出石潜伏をめぐって」です。出演者は前半のお二人に、金沢大学大学院の鳥谷武史さんと、豊岡市立歴史博物館―但馬国府・国分寺館―の小寺誠館長が加わります。鳥谷さんは城崎温泉つたや旅館の息子さんで、実家の史料以外にも、地元の史料や関係者に取材して、但馬における小五郎の動向を研究されています。小寺館長は町教委時代から出石の文化財を担当し、永楽館の復活にも関わってこられました。司会は当館の藪田貫館長です。

16 フォーラム17 パネラー

ここでみなさんお気づきかと思いますが、本日の出演者は全員着物です。これだけ風情のある舞台でスーツ姿は無粋だろうと、むりやりドレスコードをかけて揃えてもらいました。約1時間にわたるフォーラムでは、奇しくも半月前に行われた永楽館歌舞伎でも桂小五郎がテーマとなったことも言及しながら、小五郎はなぜ出石へ来たのか、小五郎の潜伏はばれていなかったのか、幾松との関係は、など尽きぬ話題で盛り上がりました。

20 閉会あいさつ18 見学ツアー 19 辰鼓楼

豊岡市役所出石振興局の天野良昭局長のあいさつで閉幕。終演後は永楽館のスタッフの案内で、芝居小屋の見学ツアーも楽しんでいただきました。外へ出ると辰鼓楼に夕闇が迫ります。もうカニのハイシーズンが始まっていますので、どうぞ出石にもお立ち寄り下さい。

 

 

 

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