天を仰いで 175 アオサギは何色?

早朝のプリンス池にアオサギがいました。以前から1羽、たまに来ているのは知っていました。大きなくせに臆病な鳥で、こちらの気配を察知するとすぐに逃げてしまいます。今朝はかなり遠くからやっと写真に撮ることができましたが、シャッター音に驚いて、飛び去ってしまいました。

アオサギはもちろん「青鷺」と書くんでしょうね。薄灰色の羽、白い首、黒いアイラインから続く黒いトサカという、かなりお洒落ないでたちですが、しかし、青はどこにもありません。ネットで調べると、古典語の「あお」は漠然とした中間色を指し、白から黒まで幅のある色だそうです。ついでに、こんな合唱曲の歌詞を見つけました。昔々、どこかで聴いたことがあるような。

蒼 鷺  更科源蔵

蝦夷榛(えぞはんのき)に冬の陽があたる
凍原の上に青い影がのびる
蒼鷺は片脚を上げ
静かに目をとじ そして風を聴く
風は葦を押してきて
また何処かへ去って行く

耳毛かすかに震え
寂寞の極みに何が聞こえる
胸毛を震わす絶望の季節か
凍れる川の底流の音か
それとも胸にどよめく蒼空への情熱か

風は吹き過ぎる
季節は移る
だが蒼鷺は動かぬ
奥の底から魂がはばたくまで
痩せほそり風に削られ
許さぬ枯骨となり
凍った青い影となり
動かぬ

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