天を仰いで 151 夏の終わりを告げる花

いかばかりあだにちるらん
秋風のはげしき野べのつゆ草の花  源俊頼

  どんなにかはかなく散っているのだろう
  秋風が激しく吹く野辺の露草の花は

一晩中、北風が吹きすさんだ朝、この歌のように露草もすっかり散ってしまったかぁ……なんてことはまったくありません。お昼ご飯を食べに食堂へ行ったら、体育館の周りにいくつか元気に咲いているのを見つけました。

6月ごろから咲く夏の花ですが、昔は「月草」と呼ばれたからか、秋に詠まれることが多いようです。「露」を「涙」の意味で使うのは古典の常套だし、露草染めはすぐに色あせるから「心変わり」も連想されます。やはり寂しい季節が似つかわしいのでしょう。

夏と秋がせめぎあう季節です。職員室ではインフルエンザにかかったり、せきが続いたりする教職員が何人かいます。体育祭前、生徒のみんなは体調を崩さないように。

カテゴリー: 校長室から パーマリンク