天を仰いで 135 一日の栄か、一朝の夢か

校門からのアプローチに今度はムクゲが咲き出しました。朝に咲いて夕には散ってしまう「一日花」です。白居易が「放言」と題する七言律詩の中で「槿花(きんか)一日、自ら栄を為す」と詠んでいます。「ムクゲの花は一日の 命であるが、美しく輝いて全うしている」という意味です。

白居易の漢詩が日本に入ってくると、「槿花一朝の夢」という言葉になりました。「ムクゲの花は朝に美しく咲いても、その美しさは夢のようにはかない」という感じでしょうか。どちらも同じことを言っているのですが、人生に向き合う姿勢の違いがあるように思います。ボク個人としては、小林一茶のセンスが好きですが。

それがしも其(そ)の日暮らしぞ花木槿(はなむくげ) 一茶
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