SGH FW ITY 5月31日 水曜 ブラ周辺の小規模生産業者

平成29年5月31日 水曜

★ブラ周辺でフィールドワーク

本日の行動日程は、本校ウェブサイトに掲載しているもの(2ページ)と内容は変わりませんが、順番が異なります。また、本日のイタリア国営放送による取材については、一つ前の別投稿をご覧ください。

本日のフィールドワークのポイントは、滞在している地方にある三ヶ所の小規模生産業者を訪れることです。我々は昨日からピエモンテ州アルバに投宿していますが、昨日と今日の訪問地は、いずれも車で15分程度以内の近い所です。

どの町も特に中心部は、中世の色濃い、静かで素敵なたたずまいです。また、この地域には、世界遺産にもなっている(ワイン用)ブドウ畑が広がっているのも特徴です。あと、イタリアに来てから、毎日晴天続きです。アバノ・テルメの先生は、これは例外的であると言ってました。

本日訪問する業者はいずれも、スローフード協会の保護の対象となるものであり、実際にこの地域の中で守られているのでもあります。

🔴ヘーゼルナッツの生産・加工・販売業者

ブドウのほかに、ヘーゼルナッツもこの地域の特産品です。宿を出て西に進み、丘の上にあるラ・モラという小さな村に向かいます。

訪問先は、殆ど家族のみの従業員6名の本当に小さい生産・加工業者です。生産工程は機械化せず、昔からの手作業で行っているため、当然生産量は少なくなっています。

しかし、その味は驚くほど美味しいものでした。全員に数種類ずつ試食させてくれたからです。私は普段、あまり「お菓子」類は食べないので、詳しい評価は下せないのですが、とても美味しいことは間違いのない事実でした。

実は、交渉により、この店の製品を今後我々で「売り込む」ことになりました。具体的には、帰国後すぐの「県伊祭」(文化祭)で試食をしてもらい、広く知ってもらうことになりました。試食に必要な製品は、この業者さんからの提供となります。

🔴ブラのチーズ生産・販売業者

次は、ブラ Bra という、小さいながら古い町に移動です。創業1920年、現在3代目というチーズ店でも、色々説明してもらったあと、3種類の珍しいチーズの試食をさせていただきました。

*上の最後の写真は、「スローフード協会」のイタリア本部です。

イタリアを含めて、欧州各国にはたくさんの種類のチーズがあります。日本でも流通はしていますが、味はもちろん、その種類は比較にならないと感じました。ここでも、どのようにして小規模業者が昔からの手法で生産しているのか、そして、それがどのようにして守られているのかを学びました。

このブラの町では市議会議員の方が、我々を旧市街に案内してくださいました。また、別投稿にも書きましたが、このブラ到着時から、イタリア国営放送(日本のNHKに当たる)が、我々と行動を共にしながら、取材をしました。

🔴昼食は自分たちでパスタを作る!

ブラの町から少し郊外に出て、自分たちでパスタを作って昼食として食べます。イタリア国営放送もずっといっしょです。どのようにしてパスタを作ったか書くよりも、写真を見ていただきたいと思います。

今日も多数のよい写真が撮れましたが、ここに載せられるのは限られた枚数。参加者のご家庭には帰国後に全てご提供しますので、この場ではご容赦ください。

🔴特産品 生ソーセージ生産・販売業者

長い時間がかかった昼食のあとは、町に戻って、生ソーセージの生産・販売業者さんを訪問しました。このお店は生ソーセージだけを扱っているのではなく、いわゆる精肉店みたいなものですが、生ソーセージは、ブラの特産品です。

生ソーセージというからには、生でそのまま食べるのです。実は、昨夜のバーベキューでは、食材の一つにこの生ソーセージが準備されていたのですが、昨夜は我々は全て普通に焼いて食べました。

「豚肉を生で食べるのか?」 ごもっともです。この生ソーセージ、牛肉なのです。商業的に勢力を持っていたユダヤ人、豚肉を食べることができません。そこで、当時の王さまが、ユダヤ人も食べられるように牛肉のソーセージを作ってあげなさいとしたのが始まりだとか。ただし、現在では豚肉を2割入れています。

ここでも、我々は試食をさせていただきました。全員でも食べきれないくらいの量を切っていただきました。生でも「食べられます」。でも、食感は肉というより、たとえば、魚、サーモンを食べている感じで、刺身醤油が欲しくなります・笑。

このブラのソーセージは、他の精肉店などに卸してはおらず、そのようにして、このブランドとその品質を守っているということでした。名前だけ使った「偽物」も出ているけれど、違法であるとのこと。

この店をあとにして、徒歩で別の建物へ。実は、店にも既に来ておられた「ブラ・ソーセージ協会」の会長さんから、ブラのソーセージの歴史などのお話を聞くためです。

今日訪れた三ヶ所とも、小規模ながら、どのようにしてその製品やブランドを守っているか、実地によく学ぶことができました。

🔴地元のスーパーマーケットで調査

今日最後の活動は、地元の大型スーパーにて、「日本製品」、「日本の食品」がどのように扱われているかの実地調査をします。

訪れたのは、日本と同様のスーパーながら、売り場面積などは超大型です。また、何でも売っていて、一部はホームセンターのようです。

「スシ」関連のコーナーは前からあったそうですが、よく見れば「?」な製品や、製品の陳列のし方など、時々「?」でした。また、「中国人が経営している日本食レストラン」と似て?、醤油だけど、よく見れば韓国製などの例もありました。イタリア人には、日本・中国・韓国の区別はつきません。

一つだけ確かなのは、今のイタリアで日本食品への注目が高まっていて、スーパーに独自のコーナーさえもある理由は、「日本食=健康食品」との認識が浸透しているからだそうです。

最後に、今日の夕食、アルバ中心部にあるおしゃれなレストランでの写真を載せます。

イタリア人の二人、特に右の通称ピエールさんは日本語が堪能で、有名な日本人の通訳も何度もしているような方です。

この二人には昨日のバーベキュー以来お世話になっており、本日のイタリア国営放送による取材では、全てピエールさんが「通訳」をしてくれました。(生徒2名は、一部英語でもインタビューされていましたが)

以上、本日の投稿も遅くなってしまって申し訳ありません。明日は、トリノで今回2回目と言えるハイライトのイベントがあります。

《by 教頭》

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