SGH FW ITY 5月29日 月曜 専門高校での一日

平成29年5月29日 月曜

★アバノ・テルメ専門高校での素晴らしい体験

ホスト生徒が通っているアバノ・テルメ専門高校に登校する初日ですが、今日はいきなり “Farewell Lunch Party”「お別れ昼食会」です。ホームステイ先では4日目を迎えていますが、高校では、初日かつ最終日なのです。

本校のフィールドワークは、「交流先の学校に行きました、いっしょに授業に参加しました」だけでは終わりません。今日は、今回最初のハイライトとなります。専門高校の調理室を借りて、各自のビジネスアイデアを形にします。要するに、ニューヨークでの “Japan Fair” のように、自分が開発した食品を実際に調理して、イタリアの生徒たちに食べてもらいます。

この公立専門高校は5年制で、ホスト生徒たちは4年生、17~18才です。さすがに調理師やホテル従業員などを養成する学校だけあって、校内にバー付きレストランや宴会場を模した実習室がいくつかあります。

当然、本物のホテルの厨房並みの実習用調理場があり、今日午前はそこで全員が調理します。同時にイタリアの生徒も、自分たちの料理を作ります。でも、ホスト生徒たちは、本校生の調理の手伝いをしてくれます。

登校後すぐに説明を受け、我々も調理室に入りますが、帽子やコート、そして靴カバーも着用しなくてはなりません。当然でしょうが、衛生には非常に厳しいです。

それだけでなく、調理実習担当の女の先生が非常に厳しい人のようで、イタリア生徒たちはピリピリしていました。日本で言えば叩き上げの職人みたいな感じの方で、その雰囲気はイタリア語が分からなくても十分にわかります。その他に、調理室内には助手として男性が2・3人おられました。

本校生が使う食料や調味料の多くは日本から持参したものですが、こちらの学校で用意していただいたものもあります。

実習が始まると、イタリア生徒たちは真剣そのもの。一人としていい加減な態度の者はいません。これは、先の厳しい先生のためだけではなく、4年生の学年末であるためでもあります。(6月上旬に年度が終わります)  つまり、9月には最高学年になる生徒たちなのです。

寿司の一種を作る生徒の場合、イタリア生徒たちが全員手を止めて見学する場面もありました。

パーティーの開宴は12:15としていたので、12時が近付く頃には、調理場の緊張がどんどん高まりました。正に宴会が始まる前のホテルの調理場そのものです。

結局予定より少し遅れてしまいましたが、まずは本校生がソーラン節を披露したあと、大きな宴会場に移動。校長先生をはじめとした先生方も参加されています。

因みに、黒い制服の生徒は給仕担当で、これらの生徒は、調理には参加しません。また、この公立専門高校には、シェフだけでなく、ホテル業や旅行業を目指すコースもあり、過半数が大学に進学するそうです。シェフを目指す生徒も、卒業後すぐに就職はせず、近隣の欧州諸国に「修行」に行くケースが多いとか。

さて、パーティーが始まると、本校生・イタリア生徒の順で全員が自分の調理した料理の説明をします。それが終わると、しばらく歓談。その時の写真を少し載せます。

この高校では、通常は、授業は午前のみです。でも、宴会が終わった頃には2時を大きく過ぎていました。

今日そのあとは、すぐ近くの五つ星ホテルに行き、泥を使うような温泉療法の見学をさせていただきました。「テルメ」と付く通り、この町は温泉保養地で、療養目的で訪れる人が多いのです。特に車で数時間のフランスやドイツからの観光客が目立ちます。

《by 教頭》

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