3月1日(火)
澄み切った青空のもと、第68回卒業式が執り行われました。卒業証書を授与される卒業生316名が担任より一人ずつ呼名されていきました。学校長式辞では、吉永校長は、「収穫を問うなかれただ耕耘を問え」、「今の時代、答えを求める者が多いが、問いを立てる習慣を大切にしてほしい。」と2つのメッセージを餞の言葉とされました。PTA会長祝辞では、「3つのワーク、つまりネットワーク(情報通信、人間関係)、フットワーク(自ら積極的に行動する実行力)、パッチワーク(これまでの経験・知識を組み合わせる力)を大切にこれからの人生を送ってほしい」と述べられました。来賓紹介、18回卒業生紹介、祝電・祝詞披露の後、在校生代表が送辞の言葉を述べました。
送辞を受けて、卒業生代表が答辞を述べました。答辞を読み進むにつれて、卒業生の記憶にこれまでの学校生活3年間が走馬灯のようによみがえってきました。「部員のみんなのために大量のおにぎりをつくることも、泥んこになったユニフォームを洗うことも、もう(引退した)明日からはないと思うと急に涙があふれ出てきました。……」涙声を抑えていた卒業生の声が涙声になり、しばらくの静寂が…。「純粋な感情」が会場を満たしました。支え合う仲間がいたからこそ成長させてもらえた自分。その自分を支え続けてくれた親への感謝の言葉。涙ぐんだのは卒業生だけではありませんでした。
卒業生は退場する前に、突然、卒業生全員が総立ちで学年団の先生方に挨拶をし、学年団の先生方ひとりひとりに生徒の代表が感謝の辞を述べました。このことを事前に知らされていなかった3年生の先生方の目にはうっすらと涙が見えました。
卒業生退場後、保護者代表より3年間指導いただいた3年学年団に感謝の辞と花束が贈られました。学年団を代表し、学年主任から、3年間の生徒の成長をともに見守りご協力ご支援をくださった保護者の皆様に感謝の辞とあいさつがありました。
第68回生、卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。