SGH 台湾フィールドワーク(第1日)関西国際空港出発

飛行機CI

平成28年3月3日(木)

SGH台湾研修団20名が12:50関西国際空港発の飛行機で旅立ちました。こちらは五泊六日の予定です。台中第二高級中学の生徒宅でのホームステイにより、2月の訪日で生まれた絆を深めるとともに、台湾家庭に根づく食文化を学びます。また、自分の手で調理した日本料理をホスト家庭に食べていただく試みに挑戦する生徒もいます。学校訪問時は本校やSGHの研究課題について英語で説明します。台中第二の生徒から質問を受けることもあるでしょう。互いに第二外国語を英語とする同世代のアジア人同士。さて伝える力はどちらに軍配が上がるでしょう。
来週月曜日(7日)には全員で台湾中部の南投県埔里という農村に出向きます。農家で実習を行い、台湾の農業を学びます。農家の方に自分の学びを伝え、インタビューにより考えを深めます。旅の柱の一つである「フィールドワーク」です。
私たちに食文化の扉を開いてくださった国立民族学博物館教授の朝倉敏夫先生は、フィールドワークについてこんな言葉を残されました。「難しく考えることはありません。大切なことは台湾と日本の何が同じで、何が違うかを見つけることです。ただしそのために日本のことをしっかり知っていなければなりません。実はそれこそフィールドワークの意義なのです。」自らも初めての経験で、手探りでフィールドワークの指導を続けていた先生方にかけてくださった言葉です。
また、同博物館の野林厚志先生には、今回の研修旅行の準備を始めるにあたり、参加者に「はじめてのフィールドワーク」と題する特別授業をしていただきました。先生はその後も自らの経験をもとに生徒たちの考えたインタビュー項目にメールでアドバイスをくださっています。それは「自国の文化に対する謙虚」「他国の文化への尊敬」という先生の意志の力で貫かれています。そしてその根底に流れるのは人間全般に対する温かい眼差しです。このやりとりで、どれほど生徒たちの思考が深まり、知恵が育まれたことでしょう。
こうして県高SGHには応援してくださる方がたくさんおられます。皆さんより少し先に「世界」を垣間見、素晴らしさも醜さも知っておられる方々です。その誰もが未知の「世界」に飛び立つきっかけを得た皆さんの成長を静かに見守ってくださっています。そのことに気づいたとき、この旅の学びはさらに膨らみと深みを増すに違いありません。

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