12月22日(火)
午前中、体育館1Fと2Fの全面を使って、70回生(1年生)SGH課題研究成果発表会を開催しました。70回生は入学以来、主に「総合的な学習の時間」を使って、「食」をテーマとした課題研究を進めてきました。11月上旬にクラス代表8名が決まり、クラス全員で代表をサポートしてポスターを完成させ、この日を迎えました。8クラスの代表、合わせて64名がポスターセッション形式で新しい食の提案を行い、生徒と教員、外部有識者による投票で、2年目に続くSGH事業の核となる生徒40名を選抜することになります。
早朝から、武田運営指導委員長をはじめ6名の評価委員の方々をお迎えし、午前9時に、体育館2Fと1Fに設置された32のブースで、一斉に説明のプレゼンが始まりました。4分経過すると、次は質問に答える時間を4分とります。この合計8分を4回繰り返したところで発表者が交替し、同じ動きをします。ここまでで前半終了です。後半は10時45分から予定通りスタート。評価する生徒が入れ替わって、発表者が4回ずつ計8回の発表を終えたところで終了となりました。
過酷な条件をものともせず、回を重ねるごとに質疑応答の時間を実り多いものにしていく生徒の成長に目を見張らされる4時間でした。評価する側も、発表後のわずか2分の間ですばやく移動をすませ、引き締まった発表会を作り上げてくれました。
当日午後、投票結果を集計し、3月に台湾と東京へのフィールドワークに派遣される生徒20名ずつを得票順に選抜しました。このメンバーが、今後のSGH活動の核となっていきます。
13時30分からは、平成27年度第2回企画推進・運営指導合同委員会が、緑創館1F会議室で開かれました。外部委員の8名の方々からは、3月のフィールドワークに向かう心構えや事前指導について、貴重な助言をいただきました。相違点と共通点に気づくことから始まるということ、好奇心をもって身近にある物事を観察しておくことの大切さ、違いに気づいて終わりにするのではなく、なぜそうなのかと問いかけ考察する姿勢を持つことなど、今後研究を進めるにあたって欠かせない視点を教えていただきました。1月からは、フィールドワークの計画を立て、いよいよ英語によるプレゼン作成に取りかかります。また新たな挑戦が始まります。