CBTへの挑戦

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12月14日(月)、15日(火)の2日間、1学年生徒が英語の検定試験TOEFL Junior Comprehensiveを受験しました。初めて業者のパソコン80台を緑創館に設置し、学年320人が午前・午後計4クールに分かれて実施しました。
日本の英語の試験は「読む」「書く」「聞く」の三技能が主です。四つ目の技能である「話す」要素はほとんどありません。力を測定する方法がないからです。そのためどうしても課題としての優先順位の低い状態が続いてきました。それは日本人が抱える「話せない」コンプレックスの根っこにあります。
しかし今、状況に変化が生じ始めています。それがコンピュータとインターネットを活用したCBT(Computer Based Testing)と言われる試験方式の導入です。CBTでは画面上に表示された問題に口頭で解答する方式の出題が可能です。話した内容がハードディスクに記憶され、ネット回線を通じて採点者のもとに届けられるのです。こうすると試験の公正さを担保しつつ、話す力を測ることができます。
本校ではSGH指定と機を一にして、現1年生からCBTの一つであるTOEFL Junior Comprehensive全員受験の取り組みを始めました。「話す」力を含めた英語四技能を総合的に身につけてもらうためです。
まだまだ課題はあります。CBTは発展途上だからです。理想は全員同時受験ですが、その環境は整備されていません。料金も安くありません。機械のトラブルもありました。しかし時代は確実にCBT導入に動いています。数年後に予定されている大学入試改革でもそれは目玉の一つとされています。英語以外の教科でもその活用の可能性が模索されています。
本校は時代の先駆者としての誇りを持ってこの取り組みを始めました。本格的に時代が動き始めたとき、私たちには既にたくさんの知見と高い意識が蓄積しています。それは何物にも替えがたい学校の財産となっていることでしょう。
今、本校SGHは日本語で進めてきた探究的な学習を英語で発表するという新たな段階に移ろうとしています。その先にある到達目標は外国の若者と英語で議論する力をつけることです。それには日本語を英語に直すのではなく、直接英語で物事を考えるレベルまで達しなければなりません。CBTへの挑戦はそのステージに立つための大きな力となるに違いありません。

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