理科(生物)特別授業 特色選抜GLiS

 

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11月9日(月)

特色選抜GLiS1年生対象にした理科の特別授業を、人と自然の博物館特任教授の長谷川太一先生(本校第11回卒業生)を講師に迎え、緑創館ホールにて行いました。6限から放課後まで約100分の授業でした。
テーマは「みて、みて、みる」。まず観察と実験を行ってみること、そして深く考察すること、そして新たな疑問解決のため観察と実験をやってみること。そうした自然科学に向き合う基本姿勢への気づきの種が随所に蒔かれた授業でした。

生徒が会場に入ると、既にグループごとのテーブルにダイコン、ニンジン、サツマイモなどの「根の野菜」が置かれています。「何が始まるのだろう?」不思議そうに見つめる生徒たち。
授業は「側根(主根から枝分かれしている根。髭のように見える。)」に爪楊枝を刺していくことから始まりました。すると生徒たちは、側根がらせん状に生えていることを発見します。さらに野菜によって側根を生やす位置のねじれ(回転)角の大きさが異なることにも気づきました。5つ目で最初に立てた爪楊枝の延長上に戻る「ニンジン」(ねじれ角90°)、7つの「サツマイモ」(ねじれ角60°)といった具合に、生徒たちは次々に規則性を発見していきます。どうやらそれは野菜の種ごとに決まっているようです。
「なぜだと思う?」先生は問いかけをされました。理由や原因を考える習慣が自然科学を学ぶ上で大切な態度だからです。さらに先生は、江戸時代の僧侶良寛の「名前を越えたところに本質が見えてくる」という言葉を先生は引用され、事柄の本質を理解しようとする姿勢の大切さを説かれました。「例えば知らない植物の名前を一旦知ると、もうその植物についてほとんど分かった気になり、それについて考えることがなくなる。しかし事物の本質は名前から理解できるものではない。名前が分かった後も考え続けることではじめて事柄の本質が見えてくる」ということです。自然科学を究めようとする生徒たちは重い命題をいただきました。

長丁場の授業が一瞬に感じるほど濃密な時間でした。先生も後輩たちの学びの意欲に感銘を受けておられました。できればまたご来校いただき、学校の植物のフィールドワークなどお願いしてみましょう。きっと楽しい授業になるに違いありません。

カテゴリー: 特色選抜, 第1学年, 4-総合学習・学校独自の科目 パーマリンク