天を仰いで 718 冬はつとめて

清少納言によると、冬は早朝が素敵!とのことです。平安時代の貴族は冬に限らず朝が好きだという話を何かで読んだことがあります。「朝」を表す言葉がたくさんあるからです。あさ(朝)、あした(朝) 、あかつき(暁)、しののめ(東雲)、あけぼの(曙)、あさぼらけ(朝朗)、ありあけ(有明)などを使いこなすのは現代人には難しいでしょう。

「つとめて」とは「つとに(早くに)」の意味から派生したそうですが、日本国語大辞典によると「前夜に何か事があったその翌日の早朝」とのことです。ということは、早起きなのではなく、基本、徹夜なんですね。前日から夜通し起きて朝を迎えるから、時刻によって変化する朝の微妙な風情をいろんな言葉にすることが出来たのでしょう。

明日から共通テストが始まります。何人もの人が寝る間も惜しんで机に向かってきたことでしょう。徹夜してこの黎明を見ている人がいるかなと、今朝、思いました。みんなが蓄えてきた力が十分発揮できることを心から願っています。ガンバレ!

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