天を仰いで 622 記念碑の意味

東京オリンピック2020+1が終わって一か月以上が経ちました。この間、 4度目の緊急事態やパラリンピック、首相の退陣表明等、大きなニュースが立て続いたためか、すでに遠い過去のような気がします。そんな時、確かに、思い出のよすがに何かあればなとは思いますが、まさか誰も石碑を建てようとしたりはしません。

しかし、本校には東京オリンピック1964の石碑があるんです。校門を入って右の高さ1mほどの石柱には、まごうかたなく「東京オリンピック記念樹」と彫られています。樹木のほうは枯れたようですが、石は朽ちることなく残りました。記録によると10月10日のオリンピック開会式に合わせて植樹し、本崎淹巳(ひろみ?)第6代校長が「オリンピック」と題して講話もされています。

いかに戦後復興五輪として国家事業だったとしても、東京から遠く離れた兵庫の一県立高校が記念樹を植えますか?まして石碑なんて。経費はどうしたのか?公費から捻出できるとは思えません。同窓会か篤志家の寄付によるはずです。何のためにそこまでするのか?オリンピックの記憶が生徒の心に良い影響を与えると本気で考えたからでしょう。これこそが「県高精神」なんです!

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