天を仰いで 617 歴史ある図書館

今日は午後から市立伊丹図書館で会議がありました。猪名野神社の参道にあるこの場所は、かつて剣菱酒造の酒蔵があったところです( 今は ケンビシといえば灘の銘酒ですが、我が伊丹で生まれたお酒です!なぜか力が入るw)。「ことば蔵」という愛称は、人を酔わせるお酒のように言葉が醸されるという意味で名付けられたのでしょうか。

伊丹図書館は県内で2番目に古い図書館です。近代公共図書館は福沢諭吉によって日本に紹介されましたが、無料貸出が当たり前になるのは戦後です。しかし、 伊丹図書館は 1912年(本校創立10年後)という早い時期にすでに無料で貸し出していました。

小林杖吉(じょうきち)は大阪医学校(現在の大阪大学医学部)を退職した後、 40歳で 伊丹の宮ノ前に私塾を開き、図書館を併設しました。当初の蔵書は5,089冊。すべて小林個人のものです。1943年、戦時中に閉館しますが、その時4万冊にまでなっていた蔵書は市へ寄贈され、1951年にできた市立図書館に並んだそうです。私財を投げ打ってまで民衆の教化啓蒙に努めた人が伊丹にいたんです。

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