3月8日(月)1年生の理系生徒「サイエンス×探究」の45名がSDGsについて学びました。2年生で行う課題研究の事前学習として、社会問題に関心を持ち、SDGsを通じて世界とつながっていることを体感してもらえることを目標に、公認ファシリテーターをお招きし、カードゲームを使って実施しました。

実はこの「サイエンス×探究」のメンバーは今日が初顔合わせ。最初は緊張した面持ちでしたが、30分後にはみんなの表情もやわらかくなり、全員が一気にSDGsの世界に引き込まれていきました。

ルールは与えられたお金と時間を使って、プロジェクト活動を行うことで、最終的にゴールを達成するというものです。 自分たちの目標を達成するために、同じグループの仲間とコミュニケーションをとりながら協力し、他のグループと交渉するなかで、 現実の世界と同じように、ゲームの場の世界にもさまざまに異なる価値観をもった人達がいる、ということがわかってきます。 実際に体験しながら、自分なりの理解を深めていきました。
【生徒の感想より】
- 人によって生きる目的が違うから、それぞれが助け合うことがとても大切だと思いました。
- 自分のことばかり考えていると周りに目を向けることができなくなる。現実でもたくさんあり得るこの場面はもっと注意しなくてはいけないことだと学びました。
さらにその後のワークショップでは、システム思考から世界の状況について考え、自分たちにできることは何かを話し合い、またそれがSDGsとどのようにつながっていくのかをタブレットを使いながら学びました。
【生徒の感想より】
- SDGsはもっと難しくて大きな目標だと思っていたのですが、ターゲットやインディケーターなど細かいところまで分けると、自分のやりたいことともあてはまっていて驚きました。
- 自分一人の行動が世界を大きく変えられるのかもしれないと思うようになりました。今までは一個人の声などだれも気にしないと思っていたけど、連鎖して何らかの変化のきっかけとなることに気づきました。初めからあきらめずに、何か問題に気がついたら、小さなことでもいいから解決につながるよう行動に移していかないといけないと思いました。
「サイエンス×探究」の皆さんには、今回のワークショップで学んだことを意識しながら、今後、グローカルリーダーとして問題意識を持ち、解決に向けて仲間と共に探究し活動してくれることを期待したいと思います。