天を仰いで 454 短歌表彰!

先週の土曜日、県民会館で、「兵庫短歌祭」の表彰式がありました。県が実施する「ふれあいの祭典」の一環として、兵庫県芸術文化協会が開催する大会です。ジュニアの部に応募したのは372人。その中から、県高生を二人も選んでいただきました! どちらの作品も古歌が想起されて、歌に広がりを感じます。

兵庫県歌人クラブ賞  2年 竹内琴子さん
いつもより高く結んだ後ろ髪波にたゆたう海月のようで
万葉集 詠み人知らず
大海に島もあらなくに海原のたゆたふ波に立てる白波

「いつもより」がまず面白い。なぜいつもより高く結んだんだろう?と、思ってしまいます。「波にたゆたう」という表現には、万葉集の大好きな歌を思い出しました。また、「くらげ」を漢字で書くと、どうしても萩原朔太郎の「月光と海月」がちらつき、ギャップにもえますw。

佳作  2年 石堂幸希さん
浮き輪もち映れる空に飛び込めば波につられてゆれている光
土佐日記  紀貫之
みな底の月のうへよりこぐ舟の棹にさはるは桂なるらし

水面にうつった空に飛び込むという趣向です。川面の景色を何度も詠んだ紀貫之の歌がすぐさま思い浮かびました。貫之は多く月光、春や秋だったのに対して、本作は夏の太陽がきらめいて、若々しさがあふれています。二人とも素敵な歌を詠んでくれました。受賞をみんなでお祝いしたいと思います。

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