天を仰いで 423 俳句の力

今日は宝塚の御殿山中学校を訪問させていただきました。校長先生にSAKURAプロジェクトについて説明すると、柿衞文庫の懸賞に応募する俳句表現に興味を持っていただきました。うかがうと、柿衞文庫理事長で俳人の坪内稔典(ねんてん)さんのサインや著書を示されて、本校の中学生と句会を開いてただいたことがあるとおっしゃいます。それから、俳句による学校づくりの一端を熱く教えていただきました。

校長室の前に投句箱を置き、年に2回、全生徒が参加する俳句名人戦が行われるそうです。生徒数はだいたい640人。校長先生が自らすべての作品に目を通してコメントを書き、学校長賞を選考して校長便りに掲載するとのこと。別に生徒が選んだ名人賞も表彰されます。さらに、教職員の賞までありました。教員だけではありません、事務職員さんや給食の調理師さん、カウンセラーさんなど、ほとんどすべての方が句作すると言われます。こんなに楽しい学校経営があるのか!と感銘を受けました。

また、生徒昇降口には、今月の俳句としてプロの作品がいくつも貼り出されています。今日はたまたま体育大会の日でしたが、学年のモットーと生徒が考えたスローガンがのぼりとポスターに記されていました。これだけ俳句に囲まれていると、短い標語が自由律俳句に見えてきます。御殿山中生たちの言語センスは実に伸びやかで、鮮やかで、瑞々しい!

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