天を仰いで 422 後ろの正面

今日は宝塚の中山五月台中学校、山手台中学校、尼崎の小田中学校へうかがうことにしました。JR中山寺駅に初めて降りました。バスに乗ろうと駅の北側に出ると、ロータリーの真ん中に銅像があります。「馬上太子像」と金字で書かれた像は、後ろを向いていました。なんと大胆なポーズ。他に見たことありません。

調べてみると、紫の雲が立つ山を聖徳太子が眺めている様子だそうです。紫雲には仏が乗って来迎すると考えられていました。太子はその地に日本で最初の観音霊場、中山寺奥の院を建立し、大阪の四天王寺からしばしば訪れたという伝承が伊丹市にも残っています。奥の院のある中山は駅からちょうど北西の方角にあるので、そちらを向いているというわけでした。

二つの中学校を回ってから再びJRに乗って尼崎へ行きました。ここの駅前には梅川の像があります。近松門左衛門の人形浄瑠璃「冥途の飛脚」のヒロインです。川西池田駅には清和源氏として教科書にも登場する源満仲の騎馬像がありますし、阪神間にはいろんな町にいろんな物語がたくさんあって、文化豊かな、面白いところだとつくづく思います。

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