現代美術作家 山下克彦氏の4回目の講義を美術Ⅱ(2年)選択者が受講しました。(2月14日)
山下先生の授業は今回で最後となりました。今回は床に紙を広げて「水玉」を描くというテーマで取り組みました。今までは点を打つ、線を引く、塗る、といった行為だったので勢いだけでもできたところもあるのですが、「水玉」だと実際に丸を描くということで少し時間がかかりました。
どんなテーマで行っても使う色の組み合わせや広げ方に個性が現れるものですね。やわらかい水玉の印象の生徒もいれば、荒々しい水玉の生徒もいました。それぞれが違うことで画面の中で共鳴していくことも今回の山下先生の講義の一つの醍醐味でした。
場を作り、その場の中で多くの人間が何らかの行為を通して意図せずに出来上がったものがクリエイティブな作品となることに生徒たちが気付いてくれるとすごくいいと思いました。
この経験を通して多様なものの見方や考え方、予想していなかった出来事や意図していなかった結果との出会いを大きな気持ちで受け止めることを学び生かしていって欲しいと思います。
山下克彦先生、本当にありがとうございました。
美術科教員