ご報告が遅れましたが、
11月22日(火)に2年生、3年生それぞれの選択授業「倫理」で、「第4回赤ちゃん先生」(全4回)を実施しました。
赤ちゃん先生は、NPO法人ママの働き方応援隊のプロジェクトの一環で、赤ちゃんが先生となり、命やキャリアについて考えるものです。
このプロジェクトを通して、生命や育児、キャリアについて体験的に学習し、生命倫理の諸課題を考える礎としていきます。
最終回となる今回。
3年生は、「赤ちゃんを通じて『私』の未来を考える」と題して、15年後の未来について考えました。
15年後というと、目の前にいる赤ちゃんが高校生になる年齢。
一方、生徒たちは30代。
これまでの赤ちゃんとの交流を通して感じてきたこと、考えてきたことを振り返りながら、どのような社会の形成が求められるのか。
15年後、自分たち、成長した赤ちゃんはどのような暮らしをしているのか。
などと考えていきました。
ママ講師さんとも意見交換をしながら、将来の尼崎市や日本について考える機会となりました。
2年生は、「赤ちゃんとの関わりを通じて、自分らしさを発見する」と題して、今の「私」を振り返りました。
赤ちゃんが苦手だと思っていたけれど、実際の赤ちゃんに触れあっていくうちに苦手でなくなっていった自分。
赤ちゃんの成長を喜ぶ自分。
赤ちゃんと触れ合って感動する自分。
お母さんの大変さと素敵さを感じる自分。
将来の家庭を想像する自分。
子育て環境を真剣に考える自分。
他人との関わりの中で、変化し成長する自分に気づくことができたと思います。
2年生も、3年生も穏やかな眼差しで、赤ちゃんとの最後の時間をいとおしく感じながら、6月からの赤ちゃんと自分の成長・変化を振り返る時間となりました。
事後指導として、赤ちゃんとママ講師さんへ感謝の手紙を全員で書きました。


公民科教諭