「地域の皆様へ」カテゴリーアーカイブ

尼崎市主催「あまらぶチャレンジ事業~ジュニアコース」審査会

尼崎市では、尼崎市がもつ地域の課題や魅力を学び、その解決に向けた取組を企画するワークショップを開催しています。審査を通過した企画には、それを実践するための補助金(上限5万円)が交付され、実際にまちづくりを体験することができます。

市ホームページ:https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/kurashi/siminsanka/130katudo_sien/1002478/1017569/1002485.html

今年度は、本校から尼崎学6チーム、JRC部1チーム、3年生有志1チームが参加しました。
(本校以外では、県立尼崎小田高校から2チームの参加がありました)

7~8月にワークショップが行われ、各チームが自分たちなりに尼崎の課題や魅力を学び、プロジェクトを企画していきました。

9月5日(土)に、プロジェクトの審査会がありました。

各チーム熱心にプレゼンテーションを行い、全チームの企画が採択されました。

この活動を通じて、企画・予算の立案、プレゼンテーションの仕方を学ぶことができました。

今後は、各プロジェクトが進行していきます。

文責:授業担当者、部活動顧問

現代美術作家 山下克彦氏の2回目の講義を美術Ⅱ(2年)選択者が受講しました。(2月7日)

2月7日(金)に山下克彦先生が2回目の講義に来てくださいました。前回は「点を打つ」という行為をテーマに作品を制作しました。今回は、「塗る」という行為がテーマでした。20名がつなぎ合わせた1枚の大きな紙に絵具と刷毛を持って向かいました。紙の継ぎ目を重ね、紙の白い部分が描き終わった後で画面の一部となるようにしました。

 

 

今回は2回目ということもあり、生徒の準備も手際よくできました。また、1回目は少し恥ずかしそうにしていた様子の生徒も、頭を空っぽにして、刷毛を動かしてひたすら塗っていました。

 

出来上がった作品の色彩や画面の中での色彩の構成など思いもよらない結果が面白いものとなりました。作品に作為がないということがもたらす効果が存分に発揮されたように思います。山下先生も今日は生徒が頭を空っぽにして、小さな子どもたちのように取り組んでくれたことで、面白いものができたとおっしゃっていました。次回も楽しみです。

 

美術科教員

美術Ⅱ 特別非常勤講師 山下克彦先生 2月5日

2月5日(水)に2年生の美術Ⅱの授業で特別非常勤講師の山下克彦先生が来てくださいました。山下克彦先生は、本校OBで現代美術作家として活動されています。

  

昨日まで個展をされていたとのことで、その様子を話してくださいました。「音」をテーマに視覚化することの面白さについてのお話など聞いていて参考になることがたくさんありました。難しいことを考えたり丁寧に制作に取り組むことも必要ですが、創造する行為やその行為が行われる場の生成そのものに焦点を当てることで表現の幅が広がっていくことの面白さに改めて気づかされました。

今回は、絵の具を使って大きな白い紙の上に点を打つという行為を20名の生徒が一斉に取り組みました。スタートの掛け声から15分間ひたすら点を打ちました。色んな色、色んな大きさ、色んなリズム…たくさんの点が白い紙の上に打たれました。

  

普段とは違って頭を空っぽに何も考えずにひたすら点を打ちました。はじめは生徒たちも緊張していましたが徐々に緊張感も取れ、伸び伸びと体を動かしている生徒も多く見られました。絵を描くということや物を作るということの原初的な体験を通して新たな発見があるといいと思います。

次回は2月7日金曜日です。次も楽しみですね。

 

美術科教員

第21回阪神・丹有高等学校美術展「絵美展」(8月20日)

8月20日より阪神・丹有高等学校美術展「絵美展」が西宮市民ギャラリー2Fで開かれています。

本校美術部の2年生2名がポスターを制作しました。

 

昨日、8月19日には参加する各高校の美術部の生徒が集まり、展示作業やワークショップに汗を流しました。

展示作業は大きな台車の上に乗り、ワイヤーを天井から掛けたり、照明器具を取り付けたり協力して頑張りました。生徒たちが手際よく準備を進めていく姿には感心しました。展示作業は予定時間内に終わり、ゆっくりと昼食がとれました。

午後からは、京都造形芸術大学から藤井先生、平山先生の2名の先生方によるワークショップが行われました。

テーマは、「タイポグラフィー トゥデイ」でした。

各校が持ち寄ったホースやプチプチ、シャンプーハット、流木、モール…などの様々な素材に墨汁をつけてスタンプし、文字をデザインしました。4~5名のグループに分かれ、グループごとにアルファベット1文字をデザインしました。

まず、大学の先生方が持っているカードをグループごとに2枚ずつ引きました。1枚目には「はかない」「あやしい」…などの形容詞が書かれ、2枚目には「T」「y」…などのアルファベットが書かれていて、引いた2枚のカードのテーマに沿って文字をデザインしていきました。

生徒たちは、グループで悩みながら話し合い、一生懸命工夫していました。手を墨で真っ黒に汚しながら頑張って制作に励む姿が印象的でした。それぞれのグループの作品が出来上がって、壁に並べて展示した時には制作している時とは違った面白さも味わうことができたと思います。

汚れた手を水道で洗った後、講評会では大学の藤井先生、平山先生からためになるいいお話を聞くことができ、充実した1日になりました。デザインすることや見ることと見られることの関係、違った立場に立って考えてみる視点の持ち方ついて、少しでも理解して帰ることができたでしょうか?

みんなが墨で汚れた手を洗った後の黒くなった洗面台を誰にも言われていないのに自分たちからきれいに掃除をしてくれた本校の美術部員の姿勢は素晴らしかったです。

美術部顧問

阪神・丹有高等学校美術展「絵美展」終了(8月27日)

8月25日 阪神・丹有高等学校美術展「絵美展」が無事終了しました。

8月20日から6日間にわたって西宮市民ギャラリーで開催されました。阪神地区11校約80名の生徒たちの作品が展示されました。残念ながら例年より少ない展示となりましたが、会期中350名ほどのお客様が会場まで足を運んでくださいました。ワークショップなど充実したいい展覧会になったことと思います。

最終日は生徒交流会が行われ、自分の作品について発表する機会がありました。司会進行も生徒たちで行い、それぞれが作品について発表し、質問をするといったやり取りもしっかりできていました。

交流会を通して自分の作品について自分が表現したものが他者からの視点ではどのように捉えられるのかなどこれまでに気づかなかったことに気づくことができればいい機会になったのではないでしょうか。

その後、搬出、会場の片づけ、先生方からの講評などがありました。会場の片づけは、準備同様、役割を分担してきぱきと進めていました。見ていて頼もしかったです。

この展覧会を通して、生徒たちが考える機会を持ち、成長することができたのではないかと思います。この経験を生かして今後の高校生活も頑張って行ってほしいですね。

美術部顧問