みなさんおはようございます。今日から2学期が始まります。どうですか、充実した夏休みは過ごせましたか。
夏休み中も補習や進路の勉強、部活動に励んでいる生徒のみなさんをたくさん見かけました。本当に猛暑の中、頑張っているみなさんの姿はキラキラ光って見えました。まだまだ残暑は続きそうですが、体調に気をつけながら2学期も頑張っていきましょう。
さて、先日プロ野球読売ジャイアンツの田中将大投手が、およそ4ヶ月半ぶりの白星を挙げ、日米199勝目となりました。
みなさんもご存じの通り、田中投手は伊丹市の出身。伊丹市立昆陽の里小学校時代に、現在ジャイアンツに在籍している坂本選手とバッテリーを組んでいました。そのときのポジションは捕手。その後、伊丹市立松崎中学校、駒澤大学附属苫小牧高校に進みますが、高校でも当初は正捕手としてレギュラー入りし、2年生から投手として活躍しました。高校野球やプロ野球楽天イーグルス、大リーグのニューヨークヤンキースでの活躍はみなさんもご存じだと思います。
しかし、日本球界復帰後はけがに泣き、昨年末に旧友坂本選手のいるジャイアンツに移籍しています。
移籍後も成績は芳しくなく、2軍での調整に励み、やっと8月21日に199勝目に輝きました。
私は彼の野球人生を見てこう思います。人生にはいくつもの転機があって、その一つ一つは当然大切だけれども、上り調子の時はいい。下りに向かう転機をとりわけ大切にしなければならないと。人は下り調子にさしかかると自暴自棄になって諦めが先にたってしまう。けれども、「諦めたら試合終了」です。下り調子の時こそコツコツ努力を重ね、試行錯誤を繰り返すべきだと。そして、その積み重ねの先に目標の達成があるのだと。
みなさんも、つまずいたり、うつむいたり、うまくいかず焦ってみたりするときがあると思います。けれども田中選手のように諦めず突き進む先に未来は開けてきます。
「いや、もう、とにかくうれしいです、勝てて。ここまでなかなか、2軍での暮らしも長かったですし、応援してくださる方々の期待にも応えたいなと思っていたので、なんとか1つ勝つことができてよかったです」勝利後の田中選手のこの言葉がすべてを表していると思います。
