「運がいい」

 10月29日に芸術鑑賞会を実施しました。本校での芸術鑑賞会は実に17年ぶり。久しぶりに大きなホールで、演劇鑑賞をすることができました。

 演目は「夢をかなえるゾウ~青春ロボット編~」です。思春期の高校生が抱える進路に対する不安や、家族との微妙な関係。夢と現実の狭間で苦悩しながらも、友情や家族愛に支えられて成長していく高校生の物語です。

 インドの神ガネーシャが大阪弁で青年を励ますシーンは、冗談のようでいて真理をついています。ガネーシャの出す様々な課題が、青年の気づきにつながっていくシーンは、私のような「かつての青年」も、自身とオーバーラップして、心に染み入りました。

 感動あり、笑いあり(ほとんど笑いでしたが)、時折ほろっとさせる場面もありで、生徒たちも真剣に舞台に見入っていました。最後はガネーシャの音頭で会場全員による「運がいい」の大発声。本当に意義深い芸術鑑賞会となりました。

 ご講演くださった「劇団自由人会」の皆様、キセラホールスタッフの皆様、感動をありがとうございました。