「北三 校長室から」No66(R2.4.24)福知山線脱線事故追悼

北三生の皆さん、臨時休業が長くなっていますが、毎日、規則正しい生活をして元気でしょうか?  時間は無限ではありません、また、戻ってもきません。今の時間をどう使うか、決めるのは皆さんですし、使うのも皆さんです。  

さて、平成17年4月25日(明日で15年前になります)、午前9時18分頃、JR西日本福知山線尼崎駅付近で未曾有の脱線事故が発生し、遠足に向かっていた高校生を含む107名もの尊い命が奪われ、500名以上の方々が負傷されました。 この事故で犠牲になられた107名の中には、本校を卒業して間もなかった 16回生4名と13回生1名がおられました。志 半ばで命を絶たれてしまうことは、ご本人もご家族も無念でしょうが、とりわけ当時19歳、22歳であった先輩は、人生これからという時であっただけに、さぞかし無念だったことでしょう。皆さんには当時の記憶はないかもしれませんが、身内の方々や知り合いの方々には、この事故で亡くなられたり、今もなお体や心の傷が癒えない方もおられるのではないかと思います。

私たちは一人では生きていけません。この世に生を受け、「生かされて」生きています。ですから、この自らの「生かされている」命を精一杯大切にしながら、この惨事を風化させない誓いのもと、より安全な社会を築くことに努力を重ねることが、亡くなられた方々への慰霊となることだと思います。 皆さんとともに、この事故で亡くなられた方々のご冥福を祈りしたいと思います。

 また、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が出されて2週間以上になりました。「若者は感染しない」「若者は重症化しない」などと言った噂を信じている人はいないと思いますが、「感染しない」「感染させない」ことを皆で共有して生活することが大切です。先が見えない状況であるからこそ、助け合いながら、自分だけではなく周りの人のことを考えて行動してください。令和2年4月24日 県立北摂三田高等学校長 廣瀬雅樹