日別アーカイブ: 2019年5月24日

「北三 校長室から」No6(R1.5.24)

夏日になって大変暑くなっていますが、5月考査2日目が無事に終了し、昨日の1,2年生に続いて今日は3年生の保護者会が体育館で行われています。たくさんの保護者の方々に来ていただき、ありがとうございます。

さて、昨日、一昨日と埼玉県で開催された全国の校長会に出席してきました。2,500名近くの校長先生が集まり、①研究協議(特色ある高校の実践発表)②文部科学省からの事業説明③講演等がありました。①の実践発表では全国4校のうち1校が兵庫県立尼崎小田高校で、立派な発表でした。

  

②の文部科学省からの事業説明では、640ページからなる膨大な資料冊子の中から、特に今後の高等学校教育の方向性や次年度から始まる大学入試制度改革について多くの時間を使って説明がありました。その中で「文系・理系科目をバランスよく学ぶ仕組みの構築」=普通科のあり方を検討していること(教育再生実行委員会)。令和2年度から実施される大学入学共通テストでの「記述式問題の方向性」「英語4技能評価と英語成績提供システム=外部検定試験活用」について、ID取得であったり実施に向けた日程が決まりつつある。などの現状説明がありました。まだまだ詰めの作業が必要ですが、国の本気度が伝わってきましたので、本校職員と十分に情報を共有しながら万全の準備をしたいと思いました。

また、講演は「脳科学からの高等学校教育への期待」と題して、脳科学者の茂木健一郎氏がされましたが、1時間半の講演があっという間に終了し、多くの示唆を与えていただきました。

  (ステージを歩きながらの熱弁でした)

その中で「東大、京大の合格者数で高校が評価される現実があり、このままでは日本はだめになると思う」「今の大学入試は一人一人を見ないで、点数の上位から取って行く方式。つまり記憶できる能力を見るものであるが、今後、記憶の分野はすべてAIに取って変わられる。」「学習して成果が上がるとドーパミンが出て、学習と成果が繰り返される。」「何か一つのことで身につけた集中力は他にも応用できる」などが印象的でしたが、その中でも特に「偏差値で人の価値は決まらない」という言葉は心に響きました。加えて、ビル・ゲイツは高校時代プログラミングばかりやっていて学校に行っていなかったがハーバード大学に入った等の話は、本校の職員や生徒にも機会があれば紹介したいと思います。 校長 廣瀬雅樹