日別アーカイブ: 2019年4月26日

福知山線事故追悼行事

4月25日(木)1校時の初めに、平成17年に起こった福知山線事故の追悼行事が行われました。
廣瀬校長から話があり、事故で亡くなった方々のご冥福をお祈りし、職員・生徒で1分間の黙祷を捧げました。

<廣瀬校長の話(全文)>
平成31年度 福知山線脱線事故追悼行事
北摂三田高等学校長 廣瀬 雅樹

「生徒の皆さん、おはようございます。校長の廣瀬です。1校時の時間をお借りして、福知山線 脱線事故の追悼行事を行います。
今から14年前の平成17年4月25日、午前9時18分頃、JR西日本福知山線 尼崎駅付近で未曽有の脱線事故が発生し、遠足に向かっていた高校生を含む107名もの尊い命が奪われ、500名以上の方々が負傷されました。
この事故で犠牲になられた107名の中には、本校を卒業して間もなかった16回生4名と13回生1名がおられました。私が以前勤務していた高校の卒業生も犠牲になっています。
志半ばで命を絶たれてしまうことは、ご本人もご家族も無念でしょうが、とりわけ当時19歳、22歳であった皆さんの先輩は、人生これからという時であっただけに、さぞかし無念だったことでしょう。
皆さんには当時の記憶はないかもしれませんが、身内の方々や知り合いの方々には、この事故で亡くなられたり、今だに体や心の傷が癒えない方もおられるのではないかと思います。
私たちは一人では生きていけません。この世に生を受け、「生かされて」生きています。ですから、この自らの「生かされている」命を精一杯大切にしながら、この惨事を風化させない誓いの元、より安全な社会を築くことに努力を重ねることが、亡くなられた方々への慰霊となることだと思います。
そこで、皆さんとともに、この事故で亡くなられた方々のご冥福を祈り、ただ今から黙祷を行いたいと思います。
それではご起立ください。
黙祷
黙祷を終わります。
ありがとうございました。以上で追悼行事を終わります。」

事故当時、本校で勤務されていた古川先生は、本校卒業生5人が犠牲になったこの事故を振り返り、その思いを生徒に伝え続けています。

事故で亡くなった16回生は当時19歳の、クラブ活動に励む活発な生徒たちでした。
いってきますと家を出たまま帰らなくなった彼らの続くはずだった未来と、この心地よい風景から感じる今生きているという命の大切さを考えてほしい。
今3年生である32回生の君たちが、先輩である彼らを思うことで、君たちの中に彼らが生きているように思える。
と古川先生は締めくくられました。
事故当時高校2年生で、先生が受け持っていた19回生の卒業記念碑には
『いのちの絆』
という文字が刻まれています。