月別アーカイブ: 2016年11月

新聞部 近畿高校総合文化祭


11月19日~20日、第36回近畿高等学校総合文化祭の新聞部門が兵庫県神戸市で開催され、本校新聞部員2名が参加しました。

<1日目>
会場の神戸元町・私学会館に6県25校の生徒124名が集まり、開会式の後、21班に分かれ、班別会議(自己紹介、自校新聞紹介、役割決め、編集方針の決定等)を行いました。その後、A~Gの7つのコースにわかれ、取材活動を行いました。本校部員2名および顧問はそれぞれ、Aコース須磨寺・網敷天満宮、Fコース新開地・湊川東山商店街、Bコース人と防災未来センター・南京町の取材です。今年は地元・兵庫県開催でのため、10月に事前の下見を行い、本番では他県の案内を務めることができました。取材から帰るとすぐ、交流新聞作りです。1日目は主にレイアウトと、原稿の役割分担で終了しました。班のほとんどの人とは初対面でしたが、話をするうちに打ち解けて、議論も活発になってきました。

<2日目>
今回の交流新聞は、すべて手書きです。各班員の原稿と取材で撮影した写真を貼り付け、1枚の新聞に仕上げます。編集作業の時間2時間30分で、各班ともほぼ時間通りに交流新聞が完成しました。午後からは甲南大学・都染 直也氏より、「近畿地方の言葉・若者の言葉」という題でご講演を頂き、その後、理事の方から21種類すべての交流新聞全てに対して、講評もして頂くことが出来ました。
短い期間でしたが、中身の濃い有意義な経験をすることができました。2日間の詳細については、今後、制作する校内新聞「 望 」に掲載予定です。

サイテックリサーチフォーラム2016 関学・理工学部

11月26日(土)、三田市にある関西学院大学理工学部においてサイテックリサーチフォーラムが開催されました。このフォーラムでは午前は関学理工学部の大学生・院生による研究発表が行われ、午後からは理工学部の研究室見学の後で全国から集まった高校生による理系の課題研究の研究発表が行われました。
本校からは人間科学類型2年の生徒2名(理系)が参加し、夏休みをかけて行った個人研究のテーマを発表しました。
一人目の生徒のテーマは「石の水切りの原理」です。水面上に小石が飛び跳ねて進む「水切り」において、物理・数学の視点でより多くの回数を飛び跳ねるにはどうすればよいかを考え、発表しました。
二人目の生徒のテーマは「缶ジュースの賢い飲み方」です。缶ジュースに入っているナタデココなどの固形物を残さずに飲むにはどうすればよいかを物理学の流体力学の観点から考察して発表しました。

生徒は大学生のレベルの高い発表を聞いた後で少し緊張もしたとは思いますが、聴衆に向けて堂々と発表を行っていました。他校の生徒や大学生の発表を見て、あるいは自らの発表を終えてからの質疑応答を通して新たな発見があったと思うので、それを今後の課題研究へ生かして質の高い研究を目指してもらいたいと考えています。
今後は文系・理系ともグループ単位での課題研究となります。仲間と協力し、3年次の集大成となる課題研究発表会に向けて、努力していきましょう。また今後の発表会にも積極的に参加していきたいと考えています。

関西学院大学リサーチフェア

11月18日(金)、関西学院大学総合政策部主催のもと、関西学院大学神戸三田キャンパスにおいてリサーチフェア2016が行われました。リサーチフェアとは、大学生と高校生が日ごろの研究成果を発表し、研究を通じて相互に交流し合う「知の祭典」です。

本校も2年生人間科学類型(文系)の生徒3名がポスター発表で参加しました。テーマは「日本人としての私ー国際観を創造するー」で、日本人の①英語を向上させる②異文化理解を通して国際性を高める③日本独自の国際観を創造することを目的とした研究です。
はじめは緊張した面持ちでしたが、すぐにその場の雰囲気にも慣れ、その後は様々な質問に丁寧に答えるなど、ディスカッションにも熱が入っていました。関西学院大学の教授にもアドバイスをもらい、今後の研究に向けてよい経験になったと思います。

兵庫県総合文化祭文芸部門発表会報告(文芸部)

俳句部門において2年昌本麗さんが最優秀賞となり、来年度全国大会に参加します。

11月13日(日)、県立のじぎく会館で県総文文芸部門発表会が行われました。今回は近畿総文も兼ねていることもあり、例年の部誌交換などの交流行事に加えて、常任委員校としてグループ別交流会ではポスターセッションも行いました。コンクールでは今年はいくつも入賞をいただくことが出来ました。これからも良い作品が作れるよう文章力を高める努力を続けたいと思っています。




俳句部門最優秀賞(来年度の全国大会に参加)2年昌本麗
短歌部門優良賞 2年松居彩花 1年栁天乃
詩部門 2年 冨田千尋
表紙絵部門 2年 小倉早織

第3回HGLC講演会



第3回HGLC講演会として、11月8日(火)5限に関西学院大学総合政策学部教授の角野博幸先生に「ニュータウンの昨日・今日・明日と三田のまちづくり」という演題で講演会をしていただきました。

三田の歴史、人口ピラミッドを使った問題提議、他のニュータウンを含む都市づくりの課題などを分かりやすく話していただきました。さらに、三田の魅力として、地勢・水系、生活利便性、人と自然の共生、歴史文化、郊外生活文化、職住学遊の6つをあげていただき、解決へのヒントもいただきました。生徒たちは、熱心にメモを取りながら聞いていました。

課題研究のグループとテーマが決まり、これから取り組んでいく生徒たちにとっては大変参考になる1時間でした。


2年7組(人間科学類型)特別授業 1

11月9日(水)2限目に2年次では初めてとなる、特別授業の第1回目を行いました。
今回は講師として、大阪市立大学文学部教授 柏木 敦先生に本校にお越しいただきまして「学問の最前線~教育学研究とキャリア形成~」という演題で講義をしていただきました。柏木先生のお話はご自身の学生時代のお話から始まり、現在大阪市立大学で教鞭を取られるまでの経緯と、ご専門とされる教育史学の紹介をしていただきました。
明治前期における寺子屋の様子を書いた絵を紹介されましたが、生徒が先生の言うことを全然聞いていなかったり、今では「モンスターペアレント」と呼ばれる困った保護者もその時代に存在していたことを示す資料などを紹介していただきました。
最後に柏木先生から頂いたメッセージを紹介します。

  • 面白そうなことはとりあえずやってみる ← こんなこと役に立たないと思わない
  • 気に入ったら徹底的にそれにのめり込む
  • 得意技を一つは持つ ← 自らの自信となる
  • なるべく“外”に目を向ける。 ← 自分の所属外の人間と積極的に関わりを持つ

 

平成28年度 高大連携課題研究合同発表会 in 京都大学

11月6日(日)、兵庫県教育委員会主催のもと、京都大学百周年時計台記念館において課題研究発表会が行われました。課題解決型学習などの発展的な学習に取り組む生徒が兵庫県内の17校から101名集い、研究発表を行いました。

本校も2年生人間科学類型(理系)の生徒3名がポスター発表で参加しました。テーマは「自転車を効率よく乗るには」で、毎日通学に使用する自転車に効率よく乗る方法を①重心の位置②空気抵抗の2つの側面から高校レベルの物理の観点から解説しました。
聴衆は他校の生徒を始め、京大の学部生と大学院生や他校の教員と指導助言の為に参加された京大の教員の方々でした。ある程度の質問は想定して答えを準備していましたが、なかなか想定通りにはいかなかったようです。レベルの高い質問や厳しく感じる指摘もありましたが、とても参考になってよかったと生徒も話していました。


全体会での1分プレゼンの様子

研究発表となるとなかなかうまくいかないことや、緊張することもありますが、とにかく勇気を持ってその場に参加し、発表の場数を踏むことで自身の成長に繋がっていくと思います。他校生の発表や、自身の発表に対するコメントシート(他校生や教員などが感想を記入する用紙)を参考にさらに自身の研究を深めいきたいと考えています。
後、京大の指導助言の先生が全体会で仰いましたが、“生徒自身が研究活動を「楽しむ」”ことを忘れずに取り組んで行こうと思います。

第40回兵庫県高等学校総合文化祭邦楽演奏会兼第31回兵庫県高等学校邦楽コンクール報告


11月5日(土)姫路市民センターで行われた標記の大会で、金賞2位を受賞しました。今年の演奏曲は、課題曲の「六段の調べ」と自由曲の「ビフロストの橋へ」(江戸信吾作曲)でした。「ビフロストの橋へ」は、本校としては初めてチャレンジした曲です。江戸さんの曲は、細かな音の連なりが難しい曲で、最初は合わせることにとても苦労しましたが、練習を重ねるうちに、この曲で一番表現したかった透明感が出てくるようになりました。今年は、2年生が4人、1年生が6人と、人数が少なく若いチームなので、とにかく練習しかないと、10月からは早朝練習も行い、「百回練」は、コンクール当日で「百五回」達成しました。本番は、とても緊張しましたが、練習してきた成果が十分に発揮できたと思います。
ご指導いただいた菊叶先生、支えてくださったご家族、本校関係者の皆様、OBの皆さん、受験勉強の合間に何度も練習を見に来てくれた29回生のみんなに、心からお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
今後は、来年7月末に宮城県多賀城で行われる全国大会をはじめ、定期演奏会(3月25日)、北摂祭、招待演奏、訪問演奏に向かって、ますます心・技を鍛えていきたいと思っています。これからも応援よろしくお願いします。