人と自然科 地域自然保護 ありまふじ公園夢プログラム実施

 人と自然科3年生学校設定科目「地域自然保護」の授業では、今年度も県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラム『夢プログラム』を生徒自身が企画し、実践する授業を行ってきました。そして12月15日(火)に1年間の集大成となる夢プログラムが実施されました。過去の記事は以下の通りです。

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 夢プログラムのテーマは『高校生に有馬富士公園の魅力を発見してもらうためのプログラム』有馬富士公園は環境学習で利用する小学生、散歩のために利用する年配の方、そして遊びの王国を利用する小さなお子様を連れた家族の利用が多いですが、中高生の利用が少ないという現状があります。この中高生に有馬富士公園に何度も来てみたいと思わせるプログラムを企画しました。

 この日の天気は晴れ時々曇り。時折雪がちらつく冬らしい気候でした。ホストとなる3年生も背中にカイロを貼り、プログラムの準備に余念がありません。

 この日ゲストとして迎えたのは、来年度地域自然保護を受講する予定の人と自然科2年生19名です。自然に興味がある生徒が多く、幼い頃から有馬富士公園にきている生徒が多かったです。

 最初のプログラムは『インスタ映えスポットを探せ!!!』です。

 2班に分かれて有馬富士公園のインスタ映えスポットを巡りました。

 ポイントにはインスタ映えする自作のアイテムを設置し、それを使って写真を撮影します。撮影した写真は事前に作っておいた有馬富士公園の写真をアップするインスタの専用アカウントにアップすることで、世界中の人に有馬富士公園の魅力を発信しました。

 2つめのプログラムは 『有のん(仮)ボード最終段階』です。 

 有馬富士公園の公式キャラクターがいないことに着目し、オリジナルのゆるキャラを考え、パネルに仕上げました。(頭部が公園のシンボル遊具、脚の青が福島大池、一番下の緑が有馬富士、肩にぶら下がっているのが福島大池に浮かぶ鴨をイメージしたキャラクターだそうです。ゆくゆくは公認キャラクターを狙っています。)

 そして2班に分かれて公園内を巡り、コース上に設置した宝箱(園内の隠れた魅力の場所に設置)に入っている有馬高校のお花をGETしながら進みます。

 パークセンターに戻ってきたら、バスケットを持ったマスコットキャラクター有のん(仮)のボードに花を飾り、班員で集合写真を撮りマスコットキャラクターの名前を考えてもらうというプログラムです。

 最後は 『有馬富士公園の植物を使ってリース作り』です。

 事前に採集しておいた公園内のふじのつるを使ってリースの土台を作り、園内で採集したマツボックリやドングリなどを飾りに利用します。

 グルーガンを使って、ポスターカラーで木の実に色づけしながら装飾していきます。皆真剣です。はまっています。

 完成した作品は舞台にならべ、投票して順位を決めます。

 一位をとった作品はこちらです。ブランコに乗ったドングリがとっても可愛いですね。

 楽しかった時間もあっというまにすぎ、2年生は大満足で学校に戻っていきました。アンケートの結果を見てもとても充実した、そして公園の魅力を感じることができた時間だったようです。

 3年生も今日で有馬富士公園での活動は終了。最後の集合写真です。

 ホストを務めた3年生の皆さん、夢プログラム実施いかがでしたか?今年は新型コロナウィルスの影響で準備時間が短かったですが、やりきりましたね。どの夢プログラムも工夫を凝らしており、有馬富士公園の魅力が十分伝わり、とても魅力的な内容だったと授業担当者は感じました。来週の授業では今日の振り返りをして、プログラムをまとめた模造紙を作成しましょう。(作成した模造紙は完成次第有馬富士公園パークセンターに展示します)

 最後にお世話なりました関係者の皆さま、本当にありがとうございました。

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