人と自然科 ひとはく連携セミナー『バッタあれこれ・・・』

10月2日(金)人と自然科1年生「人と自然」の授業で、今年度4回目となるひとはく連携セミナーが行われました 。1年生学校設定科目「人と自然」の授業では年間9回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の専門員から、各分野のユニークかつ専門的な講義を直接受講することができます。今回は『バッタあれこれ~身近な隣人の生態・進化・保全~』をテーマに、中濱 直之研究員より講義をいただきました。

皆さんも身近なバッタですが、バッタ目、バッタ亜目に分類される昆虫の総称です。ちなみに皆さんおなじみのカブトムシとハサミムシ。どちらがバッタの仲間かわかりますか?

答えはハサミムシです。カブトムシはさなぎになりますが、ハサミムシはさなぎになりません。また、今アフリカ地域で大量発生しているイナゴもバッタに仲間に含まれますが、バッタとイナゴを区別する地域もあります。バッタは有馬高校の農場はもちろん、森林、草原、海岸、河川敷などで姿を見せ、生活の様々な場面で出会うことができます。

 講義では様々なバッタを紹介していただきました。たとえばバッタにしては珍しい、脚と腹をこすり合わせて鳴くナキイナゴ。成虫で越冬するツチイナゴ、兵庫県とその周辺のみに生息するヒョウノセンフキバタ、体長約5mmのノミバッタ・・・などユニークなバッタをたくさん教えていただきました。

また身近なバッタは、私たち人間も様々な形で利用しています。たとえば食用。長野県を中心にイナゴの佃煮として重宝されています。また、スズムシをはじめとしたバッタは音を通して癒やされたり涼しさを求めたりするために飼育されてきました。

そして近年問題視されている外来種近畿地方で最近広がっている、後ろ翅が赤いアカハネオンブバッタや、中国で生息しているクルマバッタモドキ等のバッタがどんどん生息域を拡大しているそうです。また、世界中で猛威を振っているバッタにより被害について。最初にも少し触れたアフリカで大きな被害が出ているサバクトビバッタは、砂漠に雨が降ると大量発生するようで農業に大きな被害をもたらし、食糧問題にも発展しています。

このほかにもバッタの調査方法やバッタの保全に向けた活動など『バッタあれこれ』をたくさん学ぶことができました。生徒の感想でも『今回の講義を通して、バッタの必要性について深く考えることができた』『バッタの生態だけでなく、私たちとの関係性についても真剣に考えることができた』など生徒にとって大変インパクトのある講義内容だったようです。中濱先生、興味深いご講演ありがとうございました。

次回のひとはく連携セミナーは、11月27日(金)『公園をデザインしよう』をテーマに大平和弘研究員よりお話をいただく予定です。今からとても楽しみですね。

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