人と自然科 第1回 先輩農業者による特別授業実施

 9月9日(水)人と自然科3年生を対象に、先輩農業者による特別授業を講義棟にて実施しました。この授業は阪神農業改良普及センター様と連携させて頂き、地域で活躍されている農家の方をお招きし、直接講義を頂くことで、将来の就農・進路につなげようという取り組みです。

新型コロナウィルス感染拡大のため、今年度の開催が遅れましたが、手指消毒や生徒同士の距離をとるなど、万全な対策を行い実施することができました。

 この日は進路決定が目前に迫った3年生を対象に実施しました。今回は本校の卒業生で、施設野菜をされている青年農業士の小寺清隆さんに講義をしていただきました。

 小寺さんは平成14年有馬高校人と自然科の前身である緑地園芸科最後の卒業生で、県立農業大学校に進学。現在はご実家の農業を継ぎ、尼崎市で都市型農業を実践されておられます。主作物はトマトで、平成26年には立毛品評会(収穫物だけでなく、枝葉も審査に入る品評会)で農林水産大臣賞を獲得されています。

 小寺さんが農業をやろうを思ったきっかけは小学2年生の時。学校の社会見学でたどりついた先は自分の家の田んぼ。その時に自分の父親の仕事が農業だということを知り、父親の働く姿を見てかっこいいと思ったそうです。

 そして有馬高校、県立農業大学校に進学。そして現在のトマト栽培の原点となったのが、農業大学校時に研修先のトマト農家さんです。そこで現在の師匠と出会い、知識や技術を教えてもらいました。そして最後に大切な4つのことを教えてもらったそそうです。

1つ目は「基本が大事」基本通りできれば応用もできる。

2つ目は「情報を得る」新聞、普及所、JA、農家さんなどから常に新しい情報を得る。

3つ目は「数字にこだわる」農業は科学であるので、収穫量や売上はもちろん、成育などのデータをしっかりとる。

4つ目は「健康な体」 何をするにも体が大事なので、健康を維持すること。

このことは農業に限らす、様々な職業にも共通することですね。

 また、つながりを持つことの大切さも教えていただきました。尼崎市の真ん中でトマトを栽培し、収穫したトマトは栽培するハウスで直接販売。人気のために長蛇の列ができ、あっという間に売り切れるそうです。また、現在はトマトを株ごと販売する『オーナー制度』も取り入れておられ人気なのだそうです。すべては地域のお客様を大事にし、お客様の声を大切にしたことが成功につながったとのこと。味方を増やすことの大切さを学びました。

 最後に後輩への激励の言葉。小寺さんは現在の人と自然科の活躍を本当に温かく見守っていただいており、『よく頑張っているね』と褒めて下さいました。そして『小さな夢を常に設定し、叶うか叶わないかの大きな夢も持ち続けること』『高校3年間の仲間、そしてこれから出会う仲間を大切にすること』というメッセージをいただきました。

わずか1時間弱の授業でしたが、本当に熱い授業でした。先輩からの言葉はきっと生徒に伝わっていると思います。

小寺さんお忙しい中興味深いお話本当にありがとうございました。そして阪神農業改良普及センターの皆様、このような機会をいただきありがとうございました。

3年生の皆さん。これからが本番!!進路実現に向け頑張っていきましょう。農業部の先生方は皆さんを全力で応援します。

カテゴリー: 人と自然科, 農業クラブ パーマリンク