人と自然科 地域自然保護 里山の管理を通した夢プログラム体験

7月7日(火)人と自然科学校設定科目『地域自然保護』の授業では、里山管理を通した夢プログラムを体験しました。

人と自然科3年生地域自然保護の授業では、今年度も県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。現在は、実際に有馬富士公園で実践されている夢プログラムを体験していますが、この日は『緑の環境クラブ』の方々にお世話になり、里山の管理を通した夢プログラムを体験しました。

有馬富士公園内の里山エリアを実際に管理するプログラムを体験する予定でしたが、この日はあいにくの雨...ということで安全も考慮し、里山の外で活動できるプログラムを体験しました。(この授業を始めて11年目になりますが、初めて雨のため里山管理できませんでした・・・とても残念です。)

まずは大ホール(新型コロナ対策)で、緑の環境クラブの方から自己紹介をいただき、サプライズプレゼントの里山ポストカードを受け取った後、地球環境(マクロ)から里山も含めた身近な環境(ミクロ)について学びました。

私たちが住んでいる地球は、宇宙から見るととてつもなく小さな存在です。そして私たち自身もとてつもなく小さな存在で、地球の自然によって生かされています。その自然のバランスが、私たち人間の活動によって世界中で崩れてきており、今ニュースになっている豪雨災害をはじめ、あらゆる問題を引き起こしています。

そして今回体験する場である里山も、自然の中にあります。 数十年前まで里山は、台所やお風呂でお湯を沸かしたりするための炭や、暖房に利用する薪を手に入れるため、さらには農業を営むために腐葉土などを山から持ち出し、畑に施肥するなど、人間の生活に欠かせない存在でした。しかし、石油、電気、ガスなどの燃料革命により必要性が低下し、放置されるようになってしまったのです。

緑の環境クラブの皆さんはこの里山を守るという目的のもと、里山管理はもちろん、しいたけ菌打ち体験やキノコの観察会、間伐材を使った工作体験、小学生を対象とした環境学習など、里山を活用する活動も20年以上続けておられます。

とても興味深いお話をいただいた後、早速体験です。安全に道具を使うための注意点、マダニやハチ、マムシなど危険な生き物の説明をいただいた後、道具を装着し出発です。

まずは里山管理をする予定出会った場所の説明。かなり混み合っていますね。

体験の前にはマダニなどの対策のため、虫よけスプレーを念入りに塗布し、作業服の袖を伸ばし肌の露出を最小限にします。

そして雨バージョンの体験プログラムの開始です。体験その1は里山管理で出た間伐材を細かく切り、腐食させる場所『バイオネスト』に入れる作業です。

ちなみに里山管理では『兵庫方式』とよばれる、常緑樹を切り落葉樹を残す方法で行われています。ということで今回はソヨゴなどの常緑樹を 剪定ばさみや鋸を使い、腐食しやすいように細かく切りました。

体験その2は『バイオネスト』などで利用する間伐材を利用した杭づくりです。なたを使って間伐材の先を鉛筆のようにとがらせます。力加減や刃を入れる角度など、結構難しいですね。

体験その3は、里山に生息する樹木の説明です。ヒノキやフジの年輪の観察、実際に管理する場所を訪れかぶれる可能性のある『ウルシ』や『ヌルデ』など実物を見ながら学習しました。

さらに実体顕微鏡を使って葉の表面を観察したり、蚊取り線香の火を葉の葉面に触れさせた時の反応を観察するなど、様々な視点で樹木を学びました。

あっという間に体験は終了。使った道具に油をさし、やにをとります。そして新型コロナ対策で使用した道具やヘルメットを除菌シートでふき取りました。

最後に振り返り。スライドを使いながら里山の樹木の復習し、今日の体験の感想をみんなで発表し合い、夢プログラムは終了しました。

約3時間の活動。雨のため楽しみにしていた里山管理実習はできませんでしたが、様々な体験活動に生徒は満足したようでした。緑の環境クラブの皆さん、すばらしい夢プログラムをありがとうございました。

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