人と自然科3年生学校設定科目『地域自然保護』では、いよいよ有馬富士公園での活動がスタートしました。今年の3年生16名もやる気満々です。

この授業では県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。この日は現地で最初の活動日。有馬富士公園を管理されているパークセンター職員長谷川様から説明を頂きました。新型コロナ対策で3密を防ぐために16名の生徒のために大ホールを準備して下さいました。しっかりソーシャルディスタンスが保たれています。
講義ではスライドを用いて有馬富士公園の概要、都市公園法など公園に関する法律、条令、夢プログラムの概要について学びました。有馬富士公園は、地域の方が公園の設立からかかわっているユニークな公園で、ボランティアの方がそれぞれの特技を活かし、来園者に向け様々な体験プログラム「夢プログラム」を提供している、全国からとても注目されている公園です。生徒は真剣に話を聞いていました。
約20分の講義を受けた後、早速公園に出て現地で説明を受けました。この日は梅雨の合間の快晴。気温もかなり上がりました。まずは自然学習センターの見学。新型コロナウィルスの影響でかなり展示スペースが縮小されていましたが、ユニークな展示を見学できました。
そして学習センター屋上から、有馬富士公園の全景を望み、改めて広大な敷地と雄大な景色に圧倒されました。
その後も水辺の生態園や福島大池の周遊道、調整池も兼ねている草地の生態園などを散策。福島大池とともに公園のシンボルとなっている茅葺き民家も見学しました。
さらに前回のガイダンスで説明いただいた、有馬富士公園で現在取り組んでいる、ありまふじ棚田里山プロジェクトの現場も見学しました。
生徒は1時間半ほどかけて園内の説明を受けながら散策ました。季節を感じる植物もたくさん発見し、改めて公園の魅力を感じることが出来たようです。
次回からは3回にわたり、実際に有馬富士公園で展開されている夢プログラムを体験する予定です。そしてそれらの体験をまとめ、公園の現状について模造紙にまとめた後、2学期には実際に自分たちがホストとして、来園者に有馬富士公園の自然の魅力を感じてもらうための体験プログラムを企画、12月には実際に公園で企画した体験プログラムを実施する予定です。高校生らしいユニークな体験プログラムを期待します。
ちなみに昨年度の生徒が実施した夢プログラムの内容は現在有馬富士公園パークセンター壁面に展示しています。
公園を訪れた際は是非ご覧ください。