人と自然科3年生 学校設定科目 地域自然保護では、県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。休校が続き今年度も実施できるのか不安でしたが、6月に入り分散登校という形で授業を行うことが可能となり、どうにかスタートすることが出来ました。
第1回目の授業は、人と自然の博物館の研究員藤本先生と遠藤先生に来校いただき、出席番号偶数生徒、奇数生徒の2班(2回)分かれて有馬富士公園の取り組み紹介や里山管理についてお話をいただきました。
お話の中では、県立有馬富士公園で展開されている、地域の方が自分の特技を活かしホストとなり、ゲストである地域の方に体験プログラムを提供する「夢プログラム」というユニークな取り組みについて説明いただきました。
また、有馬富士公園で現在取り組んでいる、ありまふじ棚田里山プロジェクトについても詳細に説明いただきました。一昔前まで里山は、近隣に住んでいる人々が山に入り、炭などの燃料やキノコ、イノシシ肉などの食料、農業の肥料確保など山の恵みを活用しバランスがとれていました。しかし現在は里山と人々の暮らしが離れてしまい、里山を利用=管理する人がいなくなりました。そこで有馬富士公園では仲間(ボランティア)を募り、里山について学び、利用し、守る活動が始まっています。このありまふじ棚田里山プロジェクトについてスライドやパンフレットを使いわかりやすく説明していただきました。
今回の説明を踏まえて、いよいよ来週から有馬富士公園での学習活動がスタートします。広大な敷地を有する有馬富士公園をフィールドに、体験、経験、実践を通して学びを深めていきましょう。人と自然の博物館遠藤先生、藤本先生ありがとうございました。