人と自然科 人と自然の博物館 第15回共生のひろばにてポスター発表

2月11日(火)兵庫県立人と自然の博物館にて第15回共生のひろばが開催され、本校人と自然科の有志生徒4名が県立農業高校の生徒1名と合同でポスター発表を行いました。

毎年人と自然の博物館で開催される「共生のひろば」では、博物館研究員はもちろん、連携活動グループをはじめ、様々な立場の方が地域の自然や環境、地域づくり等について研究発表する場です。世代を越え立場を越えて、相互に情報交換や交流を行うことで活動の輪をひろげることや、新たな活動のヒントを得る場となることを目的としています。

人と自然科の生徒が今年発表したテーマは

「有馬高校における30年間の気象観測データ~平成元年から平成30年にかけて測定した気温の変化と近年の農作物の影響~

です。

 人と自然科では365日、朝9:00に欠かさず百葉箱の温度(最高・最低)、湿度、降水量、雲量、天気、風向、風量を観測し、記録をしています。何十年蓄積した膨大なデータを3年生の生徒が「農業情報処理」の授業でデータベース化し、受け継いだ1年生の生徒が「農業と環境」の授業でスイートコーンやダイコン・ハクサイ、ブドウのベリーAを実際に栽培した経験を基に分析、考査し、今回ポスター発表を行いました。

30年前から現在に至るまでの変化を考察した結果、平均気温で夏日に達するのが半月程早い傾向があり、さらに真夏日に達するのが半月程早い傾向にあることがわかりました。

また、1年間の栽培実習を通して学びや経験、そして担当の先生から聞き取り調査をした結果、気温の変化が農作物へ影響していることもわかりました。

ブドウベリーAの栽培ではジベレリン処理1回目の適期が以前は5月下旬でしたが、5年程前より5月中旬が適期に変化したとのこと。また、 収穫適期が約1週間早まり、販売日も10年前と比較し1週間早くなり、さらに10年前はあまりなかった袋の中で腐敗する果実が毎年確認されるようになりました。

野菜の栽培では、冬場の病害虫被害が顕著で、今年も長く続く高温によりヨトウムシやアオムシなどの害虫発生が11月中旬から下旬まで見られました。また、病気が発生した際には拡散力が大きく、薬散の回数も制限があるため、今年はハクサイでの軟腐病の被害が拡大しました。

一方でお花の栽培では、冬場の暖房に使用される重油の消費量がここ数年間、想定よりも低く抑えられているということもわかりました。

このような内容を今回ポスター発表しました。当日は小学生から年配の方まで多くの方が私たちの研究成果に興味を持ってくださり、様々な意見をお聞きすることができました。また、約80の参加団体のユニークな研究・活動成果を口頭発表やポスター発表で知ることができ、充実した1日となりました。

私たちの研究内容に興味を持って聞きに来てくださった皆様、ありがとうございました。

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