人と自然科 課題研究発表会を実施

令和元年度人と自然科課題研究発表会が1月17日に実施されました。

人と自然科3年生3単位(1週間に3時間)で展開されている課題研究という授業は、今まで農業や環境について学んできた知識や経験をもとに、生徒自ら課題を設定し、計画、実施、評価反省する科目です。この日は3年生が自分が取り組んだ研究をまとめ、1.2年生の後輩の前で発表しました。

人と自然科は環境、野菜、草花の3つの部門があり、1.2年生はすべての部門を学びますが、3年生になると各部門に分かれ集中的に部門を学びます。さすが専門的な内容を学んできた3年生。大変ユニークかつ専門的な内容でした。代表的な発表テーマを紹介します。ちなみに司会進行や計時はすべて1年生の生徒が担当しました。

まずは草花班です。花の栽培研究についても実施しますが、花の利用についても取り組んでいます。プリザーブドフラワーの制作やエディブルフラワーの栽培、押し花の制作、ハーブの活用等、幅広く活用しています。

次に環境班です。環境班は取り組む内容が幅広く、微生物の利用や環境改善、ブドウ栽培、東屋造りなど多岐にわたっています。今年はブドウ園の隣にある竹林を伐採して環境を改善しました。日当たりが悪いからか、竹の根の影響しているのか、生育があまりよくありませんでした。伐採した竹をパウダーにして、肥料として有効活用しようとしました。

最後に野菜班です。よりおいしい野菜を作るための栽培方法の実験として、砂糖水の利用や米ぬかや乳酸菌液の使用、ジベレリンによる種なし化など、既存の栽培方法でなく新しい手法で栽培を試みました。思ったような結果が得られなかったり、思いもよらない結果になったり、新しい発見がありました。

今回の講評は、オリジナリティのある研究テーマが多かったことが良かった点です。卵の殻を工夫して有機肥料に活用したり、砂糖水を生育促進に利用したり、ジベレリンを用いて種なしピーマンを栽培しようとしたり、先行研究があったかもしれませんが、自分で工夫している様子が伝わってきました。また、再利用をテーマに掲げた発表も多く、伐採した竹を、竹パウダーや竹炭に加工して活用したり、廃棄するものを活用する研究がありました。

全体的に言えることですが、研究なのでデータが必要です。実験が成功したか、そうでなかったかを客観的に判断するためには、成育記録や収穫記録などの日々の記録が大事になります。日ごろから記録をこまめに行う姿勢を身につけておきましょう。

植物や自然を相手に研究を実施するわけですから、思い通りに進むことの方が少ないはずです。途中で枯れてしまったり、注意していても病害虫にやられたり、一年で結果を出そうということがそもそも難しいのです。ですが、壁に当たった時に回避策を考えることができたかどうかです。この課題研究での取組は今後の社会生活でも活かすことができます。72回生のみなさん、人と自然科での学びを忘れないでください。

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