12月18日(水)に1学年を対象とした自転車フォローアップ講座が行われました。
西宮北ドライバーズスクールの講師の方々にお越しいただき、映像等を用いた交通場面観察から、なぜ交通ルール違反をしてしまうのか、どうすれば交通ルールを守り安全に行動できるのかを考えました。
まず初めにウォーミングアップとして、ボールの入ったカップ1つと空のカップ2つがシャッフルされる映像を見て、どのカップにボールが入っているのかを考えました。
ほとんどの生徒が正解!!
次に、自転車を運転する人目線の映像が流れました。そしてスクリーンの左端にスマホの画面が出現。そのスマホの画面には、先ほどよりも難易度が上がった、カップがシャッフルされる映像が流れました。映像が流れる前に、ボールが入っているカップはどれでしょう?と問いかけがあったため、みんな必死にボールが入ったコップを目で追います。
これもまたほとんどの生徒が正解!
しかし、次の質問で頭を抱える生徒が多数…。その質問は、「自転車を運転している映像の中で、何人の人とぶつかりそうになりましたか?」というものでした。
これは、自転車を運転しながらスマホを操作している状況を再現した映像でした。
スマホを操作しながら自転車を運転すると危険を見落としてしまい、いかに危険かがよく分かりました。
いよいよ本題。「自転車」対「自動車」の実際の事故のドライブレコーダー映像を見ました。
これが「自転車」対「歩行者」だったらどうなってしまうのか、生徒たちも真剣に映像を見つめていました。
交通事故の当事者責任、交通違反や交通事故による将来への影響等についてお話しいただいた後、いくつかの映像を見て、どのようなルール違反が行われていたか、それによりどのような危険が伴うのか考えました。
個人学習の次はグループ学習。なぜ交通ルール違反(危険な行動)をしてしまうのかをグループで考えました。どの班もしっかりと話し合いができており、真剣に考える様子が多数見受けられました。
最後に、どうすれば交通ルールを守り、安全に行動できるのか班で考えました。
講師の方にマイクを向けられた生徒は、しっかりと自分の考え・班の考えをみんなの前で発表してくれました。発表してくれた生徒の皆さん、ありがとうございました。
最近、自転車事故が多く発生しています。普段から自転車を運転する人、そうでない人と人それぞれではあると思いますが、被害者にも加害者にもなる可能性があります。今回の講座で、自分たちや周囲の人の安全を自分たちで守るためには、どのように自転車を利用していく必要があるのかを考えるいい機会になったと思います。
西宮北ドライバーズスクールの皆様ありがとうございました。