12月17日(火)県立いなみ野学園にて令和元年度兵庫県内の仕事説明会が開催され、将来農業関係の仕事に就くことを考えている本校1,2年生の生徒3名が参加しました。
この事業は、近年増えている農業法人と農業高校で学ぶ非農家の生徒をマッチングさせることを目的に昨年から実施されています。今年は県下の農業法人17社の経営者がブースを設け、県内の農業高校生が44名と農業大学校生12名が参加しました。
まずは主催者挨拶。兵庫県は毎年50社ほどが法人化をされており、現在約600の農業法人が県内にあるそうです。以前から農業法人が増えているということは知っていましたが、600もあるとは知りませんでした。それだけあれば農業法人への就職がもっとあってもよいものですが、高校への求人はそれほど増えていません。今回の説明会は農業法人への就職を希望する生徒とのマッチングを図るという機会で、この事業がとても意義深いものがあるとのことでした。
経営者の方から経営理念や経営概要、仕事内容について丁寧に説明を受け、生徒からも具体的な仕事内容や作付内容、勤務時間などを質問しました。
生徒は希望する野菜や水稲はもちろん、畜産などのブースを訪れ経営者の熱い思いや従業員の様子など興味深く聞いていました。
今回は3会場に分かれており、各会場を15分の3展開、合計9社の法人に話が聞けたようです。法人の方も熱が入っていたようで、予定の時間をオーバーしてさらに話が進んでいました。
農業法人に雇用就農という形で就職し、知識・技術を習得して数年後に独立する形が多いようです。将来的に就農を考えている生徒にとっては貴重な時間となりました。