12月14日(土) 全市版こうみん未来塾<みんなで体験コース>の一環として「祥雲&有高 いきもの観察教室」を有馬高校科学部と三田祥雲館高校科学部生物班の共同で実施しました。
「こうみん」は「川本 幸民(かわもと こうみん)【1810年~1871年】」江戸末期、三田足軽町(現在の三田市三田町)で生まれ、蘭学者、発明家、医者として近代日本の化学の祖と言われ、数々の功績を残した三田市が誇る人物の一人です。
今回は、みなさんもよく見かける「ダンゴムシ」を取り上げ、ダンゴムシクイズ大会や、ダンゴムシ用の迷路を作成し行動観察を行いました。応募の段階から大人気で応募が殺到し、抽選で選ばれた三田市の小中学生とその保護者が参加しました。
まずは、有馬高校科学部による「ダンゴムシクイズ大会」
Q.ダンゴムシはどこから水を飲む? Q.ダンゴムシの足は何本ある?
Q.ダンゴムシの寿命はどれくらい? Q.ダンゴムシは英語で何という?
など、なかなかマニアックなクイズでしたが、ダンゴムシ好きの小中学生は、かなり高い正解率で驚きました。優勝チームにはダンゴムシメダルが授与されました。
どうですか、皆さんは答えられますか?
続いて、双眼実体顕微鏡を用いてのダンゴムシ観察では、節や足などの細かい部分の観察を行い、何気なく見かけるダンゴムシの特徴を詳しく伝えることができました。
続いては、三田祥雲館高校科学部生物班による木材と画用紙を使ったダンゴムシ用の迷路作成です。ただ迷路で遊ぶのではなく、ダンゴムシの行動にどのような規則性があるのかを考え、発表もしてもらいました。小学生の鋭い視点にビックリです!
庭の石をひっくり返すと必ずと言っていいほどよくいる「ダンゴムシ」その魅力を参加した児童、生徒、また保護者の方にも伝えることができたと思います。
有馬高校の科学部では、この準備のために、ダンゴムシをたくさん捕まえ、飼育し、ダンゴムシの生物としての特徴を調べてきました。それを通して生物に対する知識や関心を得ることができ、それを伝えるという力も身に付きました。
みなさん、次にダンゴムシを見かけたら、是非、足の数を数えてみてくださいね!