11月9日に恒例の秋の農業祭を開催しました。
好天に恵まれ、多くのお客様を迎えて盛大に始まりました。
販売開始は9時からですが、早い人は7時頃から並ばれていました。販売開始前には100人以上の行列になっていました。
販売開始の合図は、農場当番実習でもおなじみの鐘を「カンカン」と鳴らします。鳴らすのは農業クラブの会長の役割です。
各場所で販売が開始されました。
野菜部門
今年の野菜は9月、10月の高温による影響で生育が不十分でしたが、管理を徹底して農業祭に間に合わせることができ、何とか昨年と同量の野菜を準備しました。
市場での野菜が高値であるため、多くのお客様が買い求められ、11時前にはすべて完売しました。
環境班
環境班も天候の影響を受け、9月に鉢上げしたパンジー、ビオラの生育が不良でした。とくにパンジーの開花が昨年より遅くなりましたが、こちらも何とか農業祭に間に合いました。
草花班
こちらも温室一杯のパンジー、ビオラが並んでいます。本日を皮切りに、一般販売も開始します。18日以降に温室までお越しくださればお買い求めいただけます。
草花班では、フラワーアレンジメントの無料体験コーナーも実施しました。フラワーアレンジメント班の生徒と中心に、コサージュ作りを行いました。各地のイベントで実施しているので慣れたものです。大人から子供まで楽しんでいました。
学習成果の発表
農業棟の廊下には、3年生の課題研究の中間報告や1年生の農業と環境で栽培したダイコンと、夏休み課題の雑草標本を展示していました。
家庭クラブ・商品開発班
毎年、家庭クラブも出店していますが、今年は商業科目である「商品開発」と家庭科の「調理」が学科の枠を超えた教科の連携を図っており、人と自然科で栽培した野菜を材料に、商品開発で考案した料理を調理して販売を行いました。
生徒が考案したレシピの中で高評価だった、「ミネストローネ」と「さつまいもチップス」を販売しました。こちらも完売しました。
農業クラブ・農業と環境
農業クラブの今年の食品バザーは「ハクサイロール」と「焼きもち」でした。こちらも学校の食材を使用しています。ハクサイロールの味付けはコンソメでさっぱりとしていながらコクがあり好評でした。他にもギンナンやひとしグッズの販売があり、ひまわり特別支援学校の生徒さんが販売に協力してくれました。
今年は新たに「ポン菓子」を導入しました。ポン菓子機を「学校環境充実応援プロジェクト」(ふるさと納税の一種で税金が有馬高校に活用できるシステム)で購入していただき、有高祭や農業祭で活用しています。
この日もポン菓子ができあがる瞬間の爆発音が、多くのお客様を呼び寄せ長蛇の列となりました。2年生の生徒が担当してくれましたが、休憩する時間もないほど忙しかったようでした。お疲れさまでした。
クラインガルテン
人と自然科の特色ある授業の一つのであるクラインガルテンでは、受講生の方が野菜の販売や木の実のリース作り体験などを企画され、農業祭に賑わいを持たせてくれていました。
受講生の方にとっても日頃の学習成果の発表となるわけです。大変だったと思いますが楽しんでおられたのが印象的でした。
県立高等特別支援学校
今年も高等特別支援学校のみなさんが参加してくれました。学校の陶工の授業で製作された器やコップなど、木工の授業で製作された木工品を販売されました。
完売とはなりませんでしたが、木工品の売れ行きがよかったようです。販売を交代しながら、食べ物を買ったり農業祭を楽しんでくれました。
育友会
最後に、育友会のみなさんが食品販売やバザーを実施されました。「そばめし」「うどん」「ぜんざい」などを販売され、多くの人に喜ばれていました。人と自然科の生徒にもそばめし、うどんを提供してくださり、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
今年度も大きなトラブルなく無事に農業祭を終えることができました。また、多くのお客様や卒業生に来ていただき、大盛況に終えることができました。
生徒にとっても有意義な農業祭になったと思います。また、来年に向けて頑張っていきます。