人と自然科 ひとはく連携セミナー1回目 古代湖の魚から生態や進化について学ぶ

5月24日(金)人と自然科1年生「人と自然」の授業で、ひとはく連携セミナーがスタートしました。1年生学校設定科目「人と自然」の授業では年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の専門員から、各分野のユニークかつ専門的な講義を直接受講することができます。

この日は気温も30度近くになりとっても暑かったですが、安全には十分気を付けてみんなで徒歩25分・・・

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人と自然の博物館に到着です。

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第1回目となるこの日は生態がご専門の高橋 鉄美研究員より、『アフリカ・タンガニイカ湖の魚たち』をテーマに古代湖に住む魚の生態やそれを通した進化について講義を頂きました。

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世界には約20ほどの古代湖が存在していますが、タンガニイカ湖はアフリカのザンビアにある大きな湖で、全長650km。その距離は三田市から仙台市と同じ距離になります。

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水深も約1470mあるこの湖には多くの固有種が生息しており、特にシクリッド科(カワスズメ科)と呼ばれる魚は200種類存在しているといわれています。

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講義では、現地調査を通したシクリットの種類、種分化など専門的なお話を頂きました。その中でも最も印象に残ったのは雌雄差の進化についてです。

皆さんはなぜ生き物に雌雄があるのか考えたことはありすか?

先生のお話では環境に対応するため、子は遺伝的に親と異なる必要があります。また大きい配偶子(人間でいう卵子)は栄養を、小さい配偶子(人間でいう精子)はうごき、スピードを持つことでさらに進化の過程で子孫を残すことにつながると考えられるのだそうです。

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また、シグリッドの魚たちの繁殖方法を見ると、大きく分けて一夫一妻、一夫多妻、乱婚に分類されます。それぞれの雌雄の形態を見ると、一夫一妻の魚は雌雄の形態に違いが少なく、一夫多妻の魚は雌より雄のほうが体が大きい傾向にあり、乱婚の魚は派手な色など雄に目立つ形態が見られるのだそうです。

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専門的な内容はまるで大学の講義のようでしたが、今年は生物や環境に興味関心が高い生徒が多く、真剣にメモを取る姿が多くみられました。

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これから1年間研究員の先生から様々なことを学んでいきましょう。今からとても楽しみですね。

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次回の人博連携セミナーは、6月7日(金)『三田の里山で見られる植物の多様性』と題して橋本佳延研究員より、実際にフィールドに出て植物観察を通し生物多様性について学ぶ予定です。

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